大谷翔平,トミージョン手術

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2018年09月07日

トミージョン手術を受ける可能性が出てきた大谷翔平投手

  • 大谷翔平投手はなぜ肘を痛めてしまったのか?!
  • トミー・ジョン手術を受ける可能性が出て来た大谷投手
  • リハビリをしながら25歳になるのを待つメリット

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エンジェルスの大谷翔平投手がトミー・ジョン手術を受けるという可能性が出てきたとスポーツニュースでは報じられている。これは右肘の靭帯を痛めているということになるわけだが、損傷具合は3段階中のグレード2ということで、ドクターとしてはトミー・ジョン手術を受けるのがベストという判断になるようだが、しかし必ずしも受けなければ野球ができなくなるというわけではない。だが将来のことを考えれば、トミー・ジョン手術を受けることによって早めに完治させてしまった方がプラスにはなるように思える。


仮にトミー・ジョン手術を受けた場合、投手として復帰できるまでには1年以上を要する。一般的には試合で活躍できるレベルにまで戻るには2年かかると言われている。事実、トミー・ジョン手術を受けた後、2シーズン目から目に見えた輝きを取り戻す投手はメジャーでは比較的多い。

ただ、大谷投手の場合は投手だけではなく、指名打者としても試合に出ることができる。その場合は投手のように2年前後を要することはないだろう。それでも試合に出ながら完治を目指すというやり方は、避けた方が良いようには感じられる。トミー・ジョン手術を受けちょうど回復する頃、大谷投手は25歳となっており、何の制限もない契約を交わせるようになっている。おそらく年俸は10億円を超えていくのではないだろうか。そのタイミングを考えれば無理をして打者としての復帰を急ぐよりは、しっかりと完治をさせ、そのタイミングを待った方が選手としての価値は高められるとは思う。

大谷投手のような右投左打の場合、右投右打よりも打撃時の右肘への負荷は大きい。理想は左打ちの場合はトップハンドとなる左腕をメインとして使うことなのだが、右投の大谷投手の場合、左投左打の選手よりは、同じ左打ちであっても右肘にかかる負荷は一般的には大きくなってしまう傾向がある。

さて、大谷投手はなぜこんなに早く肘を痛めてしまったのだろうか。筆者はその原因は投球フォームにあると考えている。ファイターズ時代とはフォームが少し変わっており、下半身からのエネルギーを最大限ボールに込めにくいフォームで今季は投げていた。つまりリリース時に軸足がすでに宙に浮いてしまっているのだ。これでは下半身からのエネルギーは非常に使いにくくなり、股関節を深く使うこともできなくなってしまうため、どうしても肩肘に頼ってボールを投げざるを得なくなる。

日本とメジャーではマウンドの質がまったく異なり、それに対応したモーションなのだろうが、モーションを変えるよりはスパイクのクリーツの形状を変えるなどして対応した方が良かったのではないかと筆者はずっと考えていた。仮にトミー・ジョン手術を受けて右肘が完治したとしても、今季と同じモーションで今後も投げ続ければ、また肩肘を痛めてしまうことになるだろう。そうならないためにも打者として復帰を急ぐよりは、リハビリ期間を有効に使い、肘への負担が小さくなるモーションへのマイナーチェンジ目指した方が選手寿命は伸びるはずだ。

通常日本のプロ野球選手は高卒であっても、20代後半までメジャーリーグに渡ることはできない。だが大谷投手は23歳で渡米し、まだまだ若く多くの時間が残されている。日本人選手としてイチロー選手のようなレジェンドになっていくためにも、筆者は大谷投手に対し、試合に戻ることを急いでもらいたくはないと考えている。来年1年間はまったく試合に出なかったとしても、2020年に完璧な状態で戻って来た方が、将来的にはプラスは多くなるように感じられる。

そして手術を受けるのであれば今季終了を待たずに、すぐにでも受けるべきだ。そうすればその分復帰時期も早くなるため、2020年に対し、さらに万全を期すこともできるだろう。だが大谷投手自身はどう考えているのだろう。それはまだ我々ファンにはまだわからない。手術することを選ぶのか、それとも手術せずに治していく手段を選ぶのか。今後セカンドオピニオン等を受けながら球団とともに決断していくのだろうが、決断のタイミングは早ければ早い方が良いと筆者は考えているのである。





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