阪神タイガース,ホセ・フェルナンデス

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2016年12月27日

阪神がドミニカ担当としてホセ・フェルナンデス氏に接触

  • 阪神球団がドミニカ・中米アドバイザーとしてホセ・フェルナンデス氏に接触
  • 日本野球に精通しているフェルナンデス氏の起用は非常に理に適っている
  • ドミニカは第3回WBCで世界一に輝いた野球大国であり野球選手の宝庫

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阪神タイガースから驚きのニュースが届いた。まだ正式に決定したことではないようだが、中米担当のスカウティングアドバイザーとしてホセ・フェルナンデス氏の力を借りることになるようだ。筆者が驚いたのは、フェルナンデス選手と阪神タイガースには何も接点がなかったからだ。


フェルナンデス選手はマリーンズ、ライオンズ、イーグルス、オリックスバファローズで活躍した強打者で、ベストナインを二度受賞し、国内フリーエージェントの権利も得たほどの球史に残る助っ人選手だ。ライオンズ時代はミドルネームの"マヨ"の愛称で親しまれていた。

フェルナンデス氏はドミニカ人であるわけだが、近年は日本国内でもドミニカ人選手の活躍が目立つ。中日ドラゴンズの場合はこれまで毎年森繁和監督がドミニカまで足を運び、日本で通用しそうなドミニカ人選手の獲得を行なってきた。森繁和監督(当時はコーチ)自身が目利きすることにより、獲得したドミニカ人選手が活躍する確率も非常に高かった。

ドミニカは第3回WBCで世界一になったことでも知られる野球国であり、ドミニカ人選手の野球スキルは本当に高い。まさに野球選手の宝庫とも呼べる国であり、日本の球団もドミニカでのスカウティングを強化している。だがドミニカは治安が良くない。銃を所持することも認められており、最近ではマリーンズのナバーロ選手が実弾所持によりキャンプ中に警察に拘束されるというトラブルも起こっていた。

そのような治安問題もあり、ドミニカに精通していない日本人がドミニカでスカウティングを行うことは非常に難しい。また、成田空港からからドミニカのサント・ドミンゴ空港に行くだけでも片道40時間かかる。空港からの移動を含めれば45時間以上というところだろうか。つまり行って帰ってくるだけでも4日を要してしまう。

治安問題や地理的な問題を考えれば、やはり現地にいる有能な人物にスカウティングを任せることが最善だ。特にフェルナンデス氏のように日本野球を熟知した人物であればうってつけだと言える。

阪神タイガースは比較的外国人選手の獲得が上手な球団ではあるが、もし本当にフェルナンデス氏の力を借りることになれば、ドミニカ人選手に対するチームのスカウティング能力が飛躍することになるだろう。

また、フェルナンデス氏は英語も堪能というのが日本球団にとっては嬉しいところだ。例えばフェルナンデス選手と共にプレーをしたアレックス・カブレラ選手も一応英語は話せるのだがあまり得意ではなく、スペイン語での会話を好んだ。だがフェルナンデス選手の場合は英語でもスペイン語でも、時には日本語でも会話に応じてくれる。言語問題を考えてもフェルナンデス氏の存在は大きなプラスだ。

そのフェルナンデス氏に対しパ・リーグ球団ではなく、現役時代はほとんど縁のなかった阪神タイガースが触手を伸ばしたことに筆者は驚いてしまった。阪神タイガースは今オフは糸井嘉男選手を獲得しており、打線に新たな核を据えることができた。ここにさらに有能なドミニカ人選手が加わることがあれば、猛虎打線が復活することもあり得るだろう。

また、日本で打者としてプレーし続けたフェルナンデス氏の目線で打者が嫌がるタイプの投手を見つけてくることができれば、それもまた楽しみの一つとなりうる。いずれにしてもフェルナンデス氏の存在は、もし本当に阪神球団と契約することになれば、とても面白い存在になるのではないだろうか。





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