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2016年04月30日

金本知憲監督の采配は選手を活かすことができているのか?!

  • 阪神タイガース、4月は11勝12敗1分と低迷!
  • 金本知憲監督の采配は選手を活かし切れているのか?!
  • どうすれば采配により選手を活かすことができるのか?!

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阪神タイガースは一時は首位争いをする善戦を見せていたのだが、4月は11勝12敗1分という戦績に終わってしまった。4月29日の時点でチーム防御率はリーグ3位、得点力はリーグ2位という数字を残しているのだが、この好成績がチームの勝利に結びついていない。これはやはり金本知憲監督の采配の影響なのではないだろうか。


金本知憲監督は敗戦後のインタビューで選手に注文をつけることが比較的多い監督だ。今日の試合後も「打線がろくに点を取れない」と語っている。確かに今日のように、味方投手が奮闘しても援護できずに落としている試合も多い。だがその結果に対し「選手が点を取れない」から負けたと言ってしまっては、果たして監督の役目とは一体何なのだろうか。選手が点を取れないのは、監督が点を取るための戦術に失敗しているからに他ならない。


チャンスの場面、ノーサインで打者にフリーで打たせるケースは少ない。あったとしてもクリーンナップに対してだけだろう。つまりそれ以外の打者で点を取れないというのは、ベンチから出される戦術が上手くいっていないということを意味する。選手がミスをする以前に、選手がミスをする可能性が高いサインを選んでいる可能性もあるだろう。

確かに現役時代の金本知憲選手であれば、どのようなサインが出されても上手く対応できたと思う。だが打線全員が金本選手というわけではない。実際には金本選手よりも打力が劣る打者ばかりがラインナップには並んでいるのだ。だからこそ「成功させて欲しい」戦術サインを送るのではなく、その選手に対して「成功率が高くなる」戦術サインを選ぶことも重要だ。

さらに言えば一塁に走者が出たら、あえて走らせなくてもいい場面もあると思う。例えば調子が悪い打者が打席に入った時だ。このような場面では走者には盗塁はさせず、盗塁する振りを続けさせて投手の集中力を削いでいく。すると投手は打者に対して単調になりやすく、調子が悪い打者でもそこからヒットを生み出していける可能性が高まる。

金本監督の采配を見ていると、まだ「成功させて欲しい」サインを出しているように筆者の目には映っている。やはりコーチ経験も監督経験もないまま1軍監督に就任したと言う、経験の浅さが露呈してしまっているのだろう。阪神タイガースには投打ともに優勝を狙えるだけの戦力が揃っている。それなのに4月を終えた時点で勝ち越せていないというのは、監督がその選手たちを活かし切れていないということだ。

戦術は監督の理想によって組んではいけない。選手にはそれぞれ細かなタイプがあり、そのタイプを活かす形で戦術を組んでいかなければ、戦術そのものの成功率を高めることもできず、戦術の成功率が低いということは、それだけ点が欲しい場面で戦術によって点を取れないというケースに繋がる。

タイガースの場合は打つ時は打つのだが、本当に点が欲しい時になかなか取れないケースが今季は目立っている。現に今月12敗中5敗が1点差だった。こういう時こそ監督が描く理想を戦術にしていくのではなく、選手を活かすための戦術を組んでいかなければならない。三原脩監督に言わせるならば「超二流」の選手活用術だ。

だが金本監督も初めての監督業を1ヵ月終え、少しずつ監督業にも慣れてきたのではないだろうか。そして5月や交流戦ではもう少し余裕のある采配を見せてくれると筆者は予測している。監督自身に余裕が出て来れば監督としての視野も広がり、選手目線で戦術を組んでいけるようにもなる。そうなればタイガースはもっと勝ち星を増やせる戦い方を見せていけるだろう。

とにかくタイガースには戦力が揃っているのだ。あとは監督がその選手たちを上手く活かすことさえできれば、間違いなく優勝争いしていけるのが今季のタイガースであると筆者は考えている。






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