山田哲人,川端慎吾,バレンティン,畠山和洋

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2016年03月13日

4番打者候補が2人とも離脱中のセの覇者スワローズ

logo-swallows.gifのサムネール画像昨季は12球団屈指の攻撃力でセ・リーグを制した東京ヤクルトスワローズ。今季も2・3番コンビには大きな期待を寄せられそうだ。2番を打つ首位打者の川端慎吾選手に、3番を打つ本塁打王・盗塁王の山田哲人選手。打線の軸が今季もしっかり安定しそうなだけに、投手陣に深刻な駒不足が起こらなければ、今季も十分優勝候補に挙げることができるだろう。

ただ、心配なのはバレンティン選手だ。60本塁打の日本記録を打ち立てた2013年以降、2014年は古傷であるアキレス腱、2015年は左太腿、そして昨日、今度は左脇腹を痛めてしまった。今回はまだオープン戦期間であり、どれくらいで完治するのかはまだ不透明ではあるが、3年連続で怪我による戦線離脱となってしまった。今は何とか開幕までには間に合って欲しいと願うばかりだ。

先日は川端選手がインフルエンザにより離脱してしまったが、現在はイースタンの試合に出始めており、2〜3日中には1軍の試合に出場する見込みとなっている。この離脱に立て続いてのバレンティン選手の怪我だっただけに、スワローズファンとしては不吉な予感しかしなかったのではないだろうか。

とは言え昨季のスワローズは、ほとんどバレンティン選手抜きでリーグ優勝を果たした。そういう意味では仮にバレンティン選手が開幕に間に合わなかったとしても、スワローズファンは昨季のことで慣れており、簡単に焦ることはないのかもしれない。しかし対戦相手からすれば、バレンティン選手が4番に座っているか否かでは大違いだ。

そして気がかりと言えば、昨季はバレンティン選手の穴を埋める形で4番に座った畠山和洋選手がぎっくり腰の影響で離脱しているということだ。昨季バレンティン選手不在でも優勝できたのは、ベテラン畠山選手の活躍があったからこそだ。その畠山選手がベストコンディションではないだけに、バレンティン選手の故障が昨季以上に響く可能性は否めない。

今季から加入した坂口智隆選手がオープン戦の好調を維持することができれば、1〜3番に関してはある程度は固定することができる。このチャンスメイカーたちの活躍が期待できるからこそ、4番の存在が不可欠なのだ。この上位打線に安定した4番打者が揃えば、雄平選手を6〜7番で起用することもでき、打線は自ずと厚みを増していく。

だが仮にバレンティン選手と畠山選手の2人が開幕に間に合わないということになれば、逆に苦しい戦いを強いられることになるだろう。スワローズは決して層の厚いチームではない。主力打者たちは誰もが球界屈指の打者たちであるわけだが、彼らの存在を脅かすような控え選手が少ないのだ。そのため噛み合えば破壊力は抜群だが、一度崩れてしまうと立て直すのに必要以上に時間がかかってしまう。

仮にバレンティン選手と畠山選手を2人同時に欠くことになれば、山田選手に対しストライクを投げられることが減るはずだ。するとボール球に誘われているうちについつい手を出してしまい、自分の打撃を見失ってしまうことも予想できる。山田選手の打棒を最大限生かすためにも、安定した4番打者の存在は不可欠なのだ。

幸いバレンティン選手にしても、畠山選手にしても、重傷というわけではない。楽観視することはできないが、それほど長引くことはないのでは、というニュアンスでスポーツ紙も記事を書いている。

3番打者を生かすも殺すも、5番打者を生かすも殺すも、それはすべて4番打者次第だ。4番が不安定であれば3番打者に投げられるストライクは減り、4番打者が好調であれば5番打者への配球が淡白になりやすい。そういう意味でもバレンティン選手と畠山選手を2人同時に欠くことだけは何としてでも避けたいところだと、筆者は願っているのである。






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