ヤマイコ・ナバーロ

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2016年02月21日

ロッテに新加入した待望の長距離砲ヤマイコ・ナバーロ選手

logo-marines.gifのサムネール画像千葉ロッテマリーンズに待望の長距離砲が加わった。昨季は韓国の三星でプレーをし48本塁打をマークしたヤマイコ・ナバーロ選手だ。昨日はドラゴンズとのオープン戦、今日はファイターズとのオープン戦でそれぞれホームランを放っている。

ここまで2試合で6回打席に立ち、5打数4安打2本塁打1四球という結果を残している。まだ2月ということで相手投手も本調子ではないわけだが、それでも今日ホームランを打った相手は武田勝投手であり、主戦級の投手から打ったことは決してまぐれではないはずだ。

メジャーでは通算2本塁打しか打てなかったナバーロ選手だが、2014年から韓国に移籍をすると2年間で79本とホームランを打ちまくった。そして今季からは日本に活躍の場を移したわけだが、韓国リーグよりもレベルの高い日本での2試合ですでに2本塁打を放っている。恐らくナバーロ選手はファストボールによるパワーピッチャーよりも、緩急を使ってくる投手を得意としているのだろう。

マリーンズは長年大砲不在に苦しんでいる。昨季まで在籍していたクルーズ選手もホームランバッターではないし、キューバからやってきた大砲候補のデスパイネ選手も昨季は打率.258で18本塁打しか打てず、2億5,000万円という高額年俸に見合う働きはできなかった。そして今キャンプもウィンターリーグの疲れを理由に来日を伸ばしており、マリーンズへの合流は3月上旬だと言われている。この来日の遅れは伊東監督としても頭の痛い問題であるはずだ。

そんな状況の中、ナバーロ選手が3番セカンドとして期待以上の活躍を見せている。この2試合は若手のホープである井上晴哉選手が4番を打っているが、長打力と安定感、そして実績を考えればナバーロ選手が4番に入る日はそう遠くはないだろう。他球団としてもこのナバーロ選手が4番打者の前にいるよりも、4番に座っていた方が怖いはずだ。

昨季マリーンズで最も多くホームランを打ったのは18本のデスパイネ選手だった。しかしこの本数は昨季のホームラン王である中村剛也選手の37本の半分にも満たない。長打率に関しても中村選手の.559に対し、デスパイネ選手は.462だった。数字だけで比較をしても、デスパイネ選手はホームラン王とは比較できないスケールだ。

キューバでは歴代最多の36本塁打でキングに輝いたデスパイネ選手も、日本に来てからはまだその実力を発揮し切れてはいない。デスパイネ選手の真価は今季次第ということになるだろう。にもかかわらず来日が遅れているのだから、日本の野球に順応する気があるのかと疑問を抱かざるをえない。

一方のナバーロ選手は昨季は韓国で48本塁打を放ったわけだが、日本で48本を打つことは非常に難しいだろう。投手全体のレベルはまだ日本の方が上を行っているし、球速に関しても日本の投手の方が全体的には速い。ナバーロ選手の真価はやはり開幕した後に量るべきだ。期待は大きく持ってはいたいが、だからと言っていきなり48本塁打を求めるのではなく、まずは3割前後の打率で30本、100打点というスラッガーらしい水準を期待していきたい。

マリーンズはここ数年は大砲不在で戦い続け、それでも昨季はリーグ3位と善戦している。そのマリーンズ打線にナバーロ選手が軸としてどっかり座るようになれば、マリーンズの得点力は飛躍することになり、投手陣の負担も減り、優勝争いに加わる可能性だって低くはないだろう。

エース涌井秀章投手が投げ、主砲ナバーロ選手が打つという安定した形を作ることができれば、チームの安定感は今まで以上に増すことになり、勝つことが今までよりも少しだけ簡単になっていくはずだ。そうなってくると昨季の覇者であるホークスもますます苦しくなってくるだろう。

ホークス包囲網を確固たるものにするためにも、マリーンズの躍進は欠かせない。そしてそのマリーンズの主軸打者として、ナバーロ選手には1本のホームランで試合を決めるような活躍を、筆者は期待していきたいと思っているのである。





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