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2015年10月31日

ロッテ退団の大迫幸一コーチと涌井秀章投手の絆

logo-marines.gifのサムネール画像千葉ロッテマリーンズのトレーニングコーチ、大迫幸一コーチがマリーンズを退団することが発表された。ニュースだけではなぜこのタイミングでの退団なのかがまったくわからないわけだが、大迫コーチの退団の影響を受けるかもしれない選手が一人いる。それは涌井秀章投手だ。

大迫コーチがアメフトの選手からプロ野球のトレーニングコーチに転身したのは、現役時代の伊東勤捕手(現マリーンズ監督)のサポートからで、その後、正式に西武ライオンズのトレーニングコーチに就任し、2002〜2011年まで選手の体づくりのサポートを行ってきた。

選手たちから非常に慕われているコーチであり、大迫コーチを父親のように思っている選手も多いようだ。その中の一人が涌井秀章投手で、西武時代から涌井投手と大迫コーチの信頼関係は厚かった。涌井投手がFAでマリーンズ入りした理由は地元千葉のチームであること、プロ入り時の西武監督であった伊東勤監督であること、そして大迫コーチの存在が大きかった。

もし大迫コーチの存在がなければ、涌井投手が最終的にマリーンズに移籍していたかどうかは定かではない。何故なら伊東監督のみならず、大迫コーチも涌井投手にマリーンズ入りを打診していたからだ。涌井投手が信頼を寄せるこのふたりに直接誘われては、涌井投手の心が地元千葉へと向かってしまったのも十分頷ける話だ。

だが伊東監督も来季は4年目となり、そろそろ際立った結果を出していかなければ解任ということにもなりかねない。マリーンズOBにも小宮山悟氏や里崎智也氏など、将来の監督候補が増えてきているためだ。やはりチームとしてはマリーンズ出身者を監督に据えたいというのが一番にあるはずだ。

いずれにせよ、大迫コーチの退団は涌井投手にとってはダメージとなるだろう。涌井投手は筋肉のマッサージのみならず、整腸マッサージも大迫コーチに施術してもらっていた。そして良き相談相手でもあった。今季涌井投手は見事最多勝を獲得したわけだが、もしかしたらこれも大迫コーチ退団の理由だったのかもしれない。

西武時代の教え子が不振に苦しんでいるのを救うべくマリーンズに呼び、そして今年見事復活を果たしてくれた。これにより、大迫コーチ自身、コーチとしてすべてをやり切ったという思いが、もしかしたらあったのかもしれない。あくまでも筆者個人の推測であるわけだが、大迫コーチが実際にそう思っていたとしても不思議ではないだろう。

涌井投手にとっては大迫コーチから親離れし、来季がまさに正念場となる。来季はしっかりと独り立ちし、真のエースとしてマリーンズを優勝に導かなければならない。それこそが復活を支えてくれた大迫コーチへの何よりの恩返しとなるはずだ。だからこそ筆者は来季の涌井投手には再び沢村賞を獲得するような活躍を期待している。今年も沢村賞候補には入っていたようだが、しかし来年はもう一度、実際に沢村賞を受賞してもらいたい。





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