ブライアン・ウルフ,埼玉西武ライオンズ

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2016年08月22日

西武新加入のウルフ投手の1軍初登板が8月27日に決定

  • 西武新加入のブライアン・ウルフ投手の1軍デビューは8月27日
  • 西武球団はなぜ実戦復帰0試合のウルフ投手を獲得したのか?!
  • ウルフ投手の2軍最新マウンドはヤクルト戦の6回5失点

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先日埼玉西武ライオンズに加入したブライアン・ウルフ投手だが、8月27日(日)の西武プリンスドームでのファイターズ戦で1軍デビューすることが決まったようだ。そこそこの実績がある分、現状のライオンズとしてはウルフ投手に期待しなければならないのだろうが、しかし筆者個人としてはウルフ投手が期待通りの活躍を継続的にしてくれるとは思っていない。


確かにライオンズは先発投手のコマ不足が悩みではあるが、しかしそれは牧田和久投手をリリーフに回してしまっているからだ。やはり牧田投手は先発マウンドに戻すべきだと筆者は考えている。スタミナもあるし、精神的にもタフだし、牧田投手にはチームを牽引できる力がある。守護神ならまだしも、セットアッパーにしておくにはもったいない投手だ。

もし仮に牧田投手を先発に戻し、それでも牧田投手がダメだったのであれば、その時点でウルフ投手を先発投手として獲得する意義は多少はあったと思う。だがウルフ投手は今季36歳だ。全盛期はとっくに過ぎており、しかもトミー・ジョン手術明けでどのようなパフォーマンスを見せられるのかも未知数だ。

8月21日のイースタンリーグでのスワローズ戦では6回を被安打8、失点5という内容で投げている。確かに5回までは無失点で6回に突如5点を失ったわけだが、ライオンズにはいつも6回で崩れてしまう先発ピッチャーが複数人いる。このような状況で同じようなウルフ投手を獲得する必要はあったのだろうか?そもそもアメリカで実戦復帰すらしていないウルフ投手を獲得したこと自体が筆者には理解できないのである。

このスワローズ戦の5回までは、ウルフ投手らしい素晴らしい内容で0封したのなら良いのかもしれない。だがスワローズにウルフ投手のデータはほとんどないはずだ。つまり5回までは単純に、初物的な対戦で打てなかっただけだとすれば、27日の1軍でのファイターズ戦はどうなってしまうのだろうか。

ファイターズにはウルフ投手の情報などいくらでもあるはずだし、そもそもパ・リーグ各球団、ウルフ投手の情報のないチームなどないはずだ。果たして西武球団はどのような目的でウルフ投手を獲得したのだろうか。「ダメなら今季限りで切ってしまえばいい。活躍してくれればラッキー」くらいの気持ちで獲得してはいないだろうか。もしそのような考えが少しでもあるならば、ウルフ投手もやはり1軍で活躍することはないだろう。

本来なら8月27日の先発マウンドには高橋光成投手が登るべきだった。しかし高橋投手は21日の試合で不甲斐ない結果を残してしまった。この結果によるウルフ投手とのポジションチェンジということなのだろう。もしくは高橋投手はその次のカードであるホークス戦に回るのかもしれない。

近頃のライオンズは投手陣にまったく力強さが感じられない。エースは毎年のように怪我で離脱し、二桁勝てる投手も非常に少ない。やはり今更ではあるが「ちゃんと慰留してもらえてたら残留していた」と考えていたとされる涌井秀章投手を流出させてしまったことが今になって大きく響いてきている。

ライオンズは今はエース不在という状況だ。名目上は岸孝之投手がエースであるわけだが、去年は5勝6敗、今季もここまで6勝6敗と二桁勝利は程遠い。「コイツが先発した時は勝てる!」とチームに思わせられる存在がいないのだ。かつての西口文也投手、松坂大輔投手、涌井秀章投手のような存在だ。

このような状況に於いてウルフ投手ら中途半端な外国人投手ばかり連れて来てもまったく意味はない。現在の西武球団の外国人投手担当スカウトは果たしてチーム状況を理解しているのだろうか。そして多和田投手クラスのルーキーに背番号18を与えてしまうことも、筆者には解せない出来事だった。

多和田投手は恐らく今後も肩痛に悩むことになると筆者は専門家として動作分析をした。もちろん多和田投手には活躍してもらいたいが、郭泰源投手、松坂大輔投手、涌井秀章投手らと肩を並べるほどの背番号18の投手では、少なくとも今現在ではないと筆者は思うのである。

さて、ポーリーノ投手は先発でもリリーフでも活躍できずに2軍降格が決まり、代わりに昇格してくれるウルフ投手も36歳で全盛期はとっくに過ぎた手術明けの投手だ。現在の西武球団のフロントが、チームをどのように作りたいのかがさっぱり見えてこないのである。付け焼き刃で場当たり的な補強ばかりだ。

筆者はアンチ球団やアンチ選手はない。どの球団も好きだし、どの選手のプレーを見るのも好きだ。だがライオンズへの思い入れはその中でも強いため、どうしても見なくても良いようなところまで目が行ってしまうのである。勝つ負けるは勝負事であるため、どのような結果になっても仕方がない。

だが負けるにしても、ファンが納得いく形で負けて欲しいのだ。ここ数年のような、負けて当たり前とも言えるような補強のやり方で負けて欲しくないのである。果たしてどれだけのライオンズファンが、ウルフ投手の獲得を心から歓迎しただろうか?





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