武田翔太,ライオンズキラー

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2016年05月01日

西武が武田翔太投手に0勝9敗とまったく勝てない理由

  • ライオンズキラー武田翔太投手、西武戦9勝負けなし!
  • ライオンズの武田投手対策の効果はあったのか?!
  • ライオンズが武田投手を攻略するための戦略

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埼玉西武ライオンズが福岡ソフトバンクホークスになかなか勝てない要因の一つには、ホークスにライオンズキラーが存在しているからだろう。ライオンズキラーが存在している限り、ホークスはライオンズに対し連敗を喫することがほとんどなくなる。逆にライオンズとしてはその存在により、3連戦が1勝2敗となってしまう確率が高まってしまう。


ホークスの武田翔太投手はデビュー以来、ライオンズに対しては9連勝というキラー振りを発揮している。今日の試合も武田投手はライオンズに勝ったわけだが、これで通算の勝利数は31になった。そのうち9勝と言うと約30%だ。ライオンズは武田投手にとってはまさにお客様状態になってしまっている。

ライオンズ打線の打撃を観察すると、武田投手のボールをとにかく引っ張っている。右打者も左打者もとにかく引っ張っている。これでは緩急を使うクレバーな武田投手を打ち崩すことは当然だができない。武田投手は自軍の岸孝之投手と似たタイプであるわけだだ、例えば岸投手を打ち崩すにしても引っ張っていては点を取ることは難しいはずだ。

ライオンズ打線が武田投手を攻略するためには、岸投手に対する攻略法と同じ戦略を用いるのが有効的だ。岸投手を攻略するためには、とにかくカーブを投げさせない状況にすることがベストだ。そのためには試合の前半戦はとにかくカーブを狙っていく。ヒットにならなくても良いのだ。とにかくチーム全体でカーブを狙っているというメッセージを岸投手に対して送っていく。すると試合中盤以降、岸投手はカーブが投げづらい状況になっていくのだ。

カーブを投げられなければストレート、スライダー、チェンジアップのみとなり、それほど球速が速いわけではない岸投手のピッチングは怖くはなくなる。チェンジアップを捨て、ストレートかスライダーに的を絞っていければ試合の後半戦で岸投手を攻略することは容易くなるはずだ。

武田翔太投手もカーブの使い手であり、カーブの存在あってこその伸びのあるストレートとなっている。ライオンズ打線もこのカーブを狙うべきではないだろうか。試合の序盤は捨ててしまうつもりで、とにかくカーブだけを待つのだ。そうすれば中盤以降、カーブを投げづらいシチュエーションを作っていける。

ライオンズ打線の頭にはとにかく武田投手のカーブへの意識が強い。遅いカーブへの意識が強すぎるためにストレートやスライダー系のボールを、差し込まれないようにととにかく引っ張ってしまっている。つまり武田投手はあえてカーブを投げなくても、ライオンズ打線が勝手にカーブへの意識を強めてくれているのだ。そのためいつでもカーブ後にストレート、スライダーを投げるような状況となっている。

ライオンズとしても恐らくカーブ対策をしてきたのだと思う。実際カーブを狙っているようなバッティングが多く見られた。だがライオンズ打線がカーブを狙っている真っ最中、武田投手がカーブ以外を投げる場面が多かった。これは鶴岡捕手の好リードもあっただろう。そしてライオンズ打線がカーブから切り替えをしようとすると、そのタイミングでカーブを投げてくる。ライオンズ打線は完全にホークスバッテリーに翻弄される形となってしまった。

ホークスバッテリーがカーブを意識されていると気付いていることは、ライオンズベンチも気付いていたはずだ。それならばそのタイミングでサッとを戦略を変えなければならない。つまりライオンズ打線が得意とするストレート打ちに徹するのだ。すると武田投手はカーブを投げなければならない状況になり、そうなったらライオンズ打線はまたカーブに狙いを絞り、球数を多く投げさせ、1イニングでも早く武田投手をマウンドから引きずり下ろすようにしなければならない。

今日のライオンズは、天敵武田投手に対し戦略が上手くいっているようにはまったく見えなかった。ライオンズは一つの戦略に固執する傾向が見られるのだが、試合中にも臨機応変に戦い方を変えていくべきだろう。実はパ・リーグにはライオンズキラーと呼ばれる投手が各球団に1人はいるのだ。これではライオンズが上位に食い込むことは非常に難しい。

1球団に1人ライオンズキラーがいたら、2勝1敗と勝ち越すことがそれだけで難しくなる。ライオンズは、ライオンズキラーがなぜライオンズキラーなのかをもっと分析する必要がある。さすがに武田投手1人に0敗9敗という数字はやられすぎた。ただでさえホークスを苦手にしているのに、その上キラーにこうして勝ち続けられては、ライオンズはいつまで経ってもホークスの上に行くことはできない。

ライオンズとホークスがもっとライオンバルとして互角にぶつかり合っていくためにも、まずはライオンズがライオンズキラーを克服していく必要がある。そのためにもやはり橋上秀樹作戦コーチの存在をもっと際立たせていくべきだと筆者は考えているのである。






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