バンヘッケン

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2016年04月24日

外国人投手力でホークスにほとんど不戦敗状態のライオンズ

logo-lions.gifのサムネール画像埼玉西武ライオンズというチームは、外国人投手の選び方が本当に上手くない。獲得した外国人投手が期待通りに働いてくれた例はほとんどない。リリーフとしては2014年までの3年間でセットアッパーとしてランディ・ウィリアムス投手が活躍したが、いかんせんWHIPの数値が高く、無失点で抑えたとしても多くの場面で走者を背負っていた。

アレックス・グラマン投手もクローザーとして活躍したが、しかし本来は先発投手として連れてきた投手だった。結果的にリリーバーとして活躍してくれたから良かったものの、先発としては鳴かず飛ばずだった。そして台湾ナンバー1右腕とも言われた許銘傑投手も、期待通りの活躍を見せるには至らなかった。ライオンズの外国人投手が期待以上の活躍をしたのは、郭泰源投手くらいではないだろうか。

今季はアンディ・バンヘッケン投手を韓国球界から連れてきた。オープン戦は調子も良く先発ローテーション入りも期待されたが、蓋を開けてみれば5戦3敗で防御率は6.56という惨憺たる結果で2軍降格となった。勝てない外国人投手にありがちな調子が悪いと捕手を信頼しなくなるタイプの投手で、潮崎哲也ヘッドコーチからも「銀仁朗をもっと信頼しろ」と苦言を呈されるほどだった。

4月23日のバンヘッケン投手のピッチング

バンヘッケン投手の年俸は1億4000万円で、獲得をするにあたり西武球団は、韓国ネクセンに対し移籍金約3000万円を支払っている。つまり西武球団はバンヘッケン投手を連れてくるのに1億7000万円以上を使っているということになる。にも関わらずこの成績では首脳陣も頭が痛い。

シーズンに入って野球中継を見てみると、バンヘッケン投手の投球動作は球速も制球力もアップするはずがない動作なのだ。根本的に踏ん張りが弱く、ボールを手だけで投げている。なぜこのような投手を選び連れてきてしまったのだろうか。恐らく渉外担当は韓国での数字だけで獲得を判断したのだろう。だが韓国リーグを全体的に見れば、そのレベルはNPBよりもずっと低い。

昨季はルブラン投手という、バンヘッケン投手とよく似たタイプの投手を獲得したがやはり鳴かず飛ばずだった。ここまで獲得した外国人投手が全滅するという球団も珍しいのではないだろうか。ライオンズは今季、打倒ホークスに燃えているわけだが、外国人投手に関しては完全に不戦敗状態だ。

ホークスはライオンズから獲得したサファテ投手が守護神として抜群の安定感を見せているし、バンデンハーク投手も今季4戦3勝で防御率は1.55と昨季から負けなしの12連勝中だ。ちなみにバンデンハーク投手も韓国球界からやってきた投手だ。一方のライオンズはバンヘッケン投手が2軍降格し、守護神候補だったC.C.リー投手も防御率5.40という不安定さだ。

助っ人力でこれだけの大差が生じてしまっては、ライオンズがホークスを負かすことはやはり困難となるだろう。事実ライオンズは打倒ホークスローテで挑んでいるにも関わらず、ここまで1勝3敗とすでにホークスに負け越している。順位も単独5位と低迷し、打倒ホークスどころではなくなっている。

ライオンズが3年連続Bクラスに沈まないためには、早い段階で出血を覚悟してでも勝てる外国人投手の獲得を急ぐべきではないだろうか。バンヘッケン投手のレギュラーシーズンのピッチングを観察する限り、調子が良くなったとしても1軍で活躍できるとは思えない。

そしてここまで新外国人投手獲得の失敗が続いているのだから、渉外担当も一新させるべきではないだろうか。例えばブルペンキャッチャーをしている田原晃司捕手や野田浩輔捕手のような、どんな外国人投手が活躍できるかわかっている捕手出身者を渉外担当として、外国人投手のスカウティングをさせてみてはどうだろうか。

今オフは鈴木葉留彦球団本部長が退任し、渡辺久信GMの誕生が有力視されている。渡辺久信GMがやりたいようにやるには、もしかしたらライオンズは今季もBクラスで終わってしまった方が改革はしやすいのかもしれない。だが勝負事として戦っている限りは、やはり打算なく優勝を目指さなくてはならず、名門ライオンズが3年連続Bクラスに沈むことなどあってはならないのである。






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