エルネストメヒア

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2015年11月25日

今オフは自宅に打撃練習場を併設したエルネスト・メヒア選手

logo-npb.gif埼玉西武ライオンズのエルネスト・メヒア選手は、来季で日本球界3年目となる。1年目の2014年は開幕から1ヵ月後に西武球団と契約を交わし、1軍の試合に出場したのは5月15日だった。するとその第1打席、メヒア選手はいきなりホームランを放って魅せる。まさに衝撃的な日本デビューとなった。

パ・リーグTVオフィシャルYouTubeより

その後のメヒア選手はホームランを量産し続け、2014年は最終的に34本塁打をマークした。これは同僚である中村剛也選手とホームランキングの座を分け合う素晴らしい成績となった。シーズン途中に加入しホームランキングを獲得したのは、メヒア選手が史上初の選手だ。また、同一チームから同一シーズンに2人ホームランキングが誕生したのも、2リーグ制以降では初の出来事だったようだ。

シーズン中の大活躍により、2014年オフはメヒア選手にとっては初のバラ色のオフとなった。アメリカ時代、メヒア選手は一度もメジャーに昇格を果たしていない。そのため年俸も高額ではなかった。日本1年目の年俸は3,570万円だったが、そのオフは活躍により1億8,000万円まで一気に跳ね上がった。だがこれがメヒア選手のハングリー精神を一時的に低下させてしまう。

2014年のオフはウィンターリーグにも出場せず、メヒア選手はのんびり過ごしすぎてしまったのだ。それにより2月1日のキャンプインではオーバーウェイトで満足に動くこともできず、フリーバッティングでもボールがケージから出ていかないことも少なくなかった。そのため開幕しても当然不調が続き、1年目は.290だった打率も、2015年は1割台に低迷する時期もあった。それでも夏場以降はなんとか調子を取り戻し、最終的には.235で27本塁打、打点は1年目よりも16点多い89打点をマーク。

メヒア選手への期待値を考えれば、2年目の数字は決して満足のいくものではない。それでもシーズン終盤の活躍は目覚ましく、ホームランや打点は立派とも言える数字を残したことにより、2016年の年俸は3億円+インセンティヴという大型契約となった。今オフも年俸を見れば、メヒア選手にとってはバラ色のオフだ。だがメヒア選手はもう同じ失敗は繰り返さない。昨オフはここでのんびりしすぎてしまったが、今オフはすでにトレーニングを開始ししているという。

年俸の大幅上昇もあり、メヒア選手はベネズエラの自宅に打撃練習場を作ったようだ。そこでしっかりと打ち込みを続けているという。だがベネズエラのウィンターリーグには参加しないと、ベネズエラでのインタビューでは答えている。今季の疲れを抜きながら来季に備えるというのが、今オフのメヒア選手の過ごし方であるようだ。

ちなみにそのインタビューではメヒア選手自身「今季は期待に応えられなかった」と答えている。疲れがなければ古巣イーグルス(ベネズエラ)でプレーしたかったようだが、今はしっかりと疲れを抜き、来季に向けて万全のコンディショニングを行っていきたいというのが本音であるようだ。

このようなコメントを聞く限り、メヒア選手が同じ失敗を繰り返すことはもうないだろう。日本のキャンプインまでにはまだ2ヵ月少々ある。この期間に自宅に設けた打撃練習場で打ち込み、来季は開幕時からベストコンディションで挑んでくれるはずだ。メヒア選手の長打力は本当に魅力的で、弾丸ライナーでスタンドインしていく。美しい放物線を描く中村剛也選手のホームランとはまた違った趣がある。この2人のスラッガーが揃い踏み、投手陣の層をもう少し厚くさえできれば、来季のライオンズがBクラスに沈むことはないだろう。

2016年は中村選手ととも、メヒア選手には2人合わせて100本塁打を記録するほどの活躍を魅せてもらいたい。そしてそのホームランの魅力により、観客動員数が12球団中10位と低迷している西武プリンスドームに、一人でも多くのファンを呼び込んでもらいたい。





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