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2015年11月11日

野球賭博により永久追放処分となった巨人軍の3投手

logo-npb.gif2015年11月10日、読売ジャイアンツは野球賭博に関わった福田聡志投手、笠原将生投手、松本竜也投手の3人の契約を解除した。また、NPBはこの3選手を無期限失格処分とした。無期限失格処分とは、つまりは永久追放を意味する。この処罰を受けると3選手は今後、NPBと選手契約協定を結んでいる球界でプレーをすることができなくなる。つまり日本国内のプロ野球、独立リーグ、社会人野球はもちろんのこと、MLB、韓国、台湾、中国でのプレーが事実上不可能となる。

つまりこの3人が今後もし野球を続けることになれば、あとは中米かヨーロッパ、もしくはオーストラリアなどに限られてしまう。だがこれらの国のプロ野球に関しても、この3人がプレーをするためには前所属球団の紹介状や推薦状がなくてはならない。巨人軍の森田清司法務部長は、これからも個人的には3人の相談に乗りたいと話しているが、しかしそこに"選手として"野球を続けるという選択肢は与えられないだろう。

笠原投手と松本投手はまだ若いため、今後いくらでも人生をやり直すこともできる。だが福田投手は32歳という年齢で、9月には三男が誕生しているという。32歳で家族を抱え、このような形で職を失うというのはこの先、本当に大変な人生が待ち受けているということだ。それでも家族の支えを得て、何とか人生をやり直してもらいたい。

現実問題として、野球賭博に限らずスポーツ賭博はどこででも行われている。普通の会社員であっても同僚との酒の席で、試合結果で賭けをすることは珍しいことではないはずだ。だがこの行為は間違っているとしか言いようがない。ビール1杯をかける程度なら許容されるだろうが、仮に現金を賭けていたとしたら、それはジャイアンツの3選手と同様となってしまう。

今回契約解除された3人にはこれから、それぞれにきっと辛い人生が待ち受けているはずだ。だが筆者は彼らには野球から離れて欲しくはないと思っている。プレイヤーとしてはもちろんこれで終わりとなるだろう。しかし野球界に多大な迷惑をかけてしまったのだから、今後はその野球界で償いを行ってもらいたい。

例えば野球場の整備職員、野球用品店の店員、はたまた野球賭博の撲滅啓蒙に努めてもいいだろう。ここで「もう野球のことは考えたくない」と逃げてしまうことは簡単だ。しかし今ここで逃げずに、もう一度野球に対し真摯に向き合い、ファンからの視線をあえて浴び続けることに耐えていければ、いつかきっと赦しは得られるはずだ。つまり失格処分が無期限ではなくなるかもしれない、ということだ。

彼らは子どもの頃から野球ばかりし、そしてプロ野球選手になった。きっと野球以外のことは何もわからないはずだ。それならば無理に野球から遠ざかり、最悪の場合で職を転々とするよりは、辛くてもここからもう一度野球と向き合い直すことの方が、彼らにとってはきっとプラスになるはずだと筆者は信じている。

3人に罵声を浴びせることは、3人が野球から逃げてしまうのと同じくらい簡単なことだ。だが間違いを犯した3人にも人生をやり直すチャンスを与えてあげるべきだろう。チャンスを与えられ、そこでどうするかによって3人それぞれの真価が問われるのだろうと、筆者は考えているのである。





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