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2016年06月01日

日本ハム球団が北海道内に自前の新球場の建設を検討

  • 北海道日本ハムファイターズが自前で新球場の建設を検討中?!
  • 鍵は500億円という建設費用を集められるかどうか?!
  • 自前で球場を持つと多数のメリットが生まれる!

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北海道日本ハムファイターズが札幌ドームを離れ、北海道内に新球場を建設する計画が持ち上がっている。想定では2024年の開業を目指しているようだが、ファイターズというチームを本当の意味で北海道に根付かせるためには、素晴らしい計画だと筆者個人は考えている。


その理由の最たるものとして、日本ハム球団の北海道への本気度が道民に伝わるからだ。札幌ドームのままであれば、極端な話、いつでも札幌ドームを離れて他県にフランチャイズを移転させることができる。だが自前の球場を持つということになれば、ほとんど半永久的に北海道でチーム作りをしていくという姿勢が、強くファンに伝わることになる。そうなれば今までは野球を見たことなかった方であっても、ファイターズを応援したいという気持ちになるのではないだろうか。

経営面から言ってもメリットはある。札幌ドームの利用料金は非常に高く、ファイターズの場合年間13億円程度だと言われている。しかも札幌ドームは札幌市の所有物であるため、日本ハム球団が札幌ドームで経営努力を行うこともできない。つまり日本ハム球団がいくら札幌ドームを盛り上げたとしても、札幌ドームから日本ハム球団への実入りはほとんどないということだ。

新球場を建設するためには500億円という費用がかかるらしい。この金額を集められるかどうかが鍵になるわけだが、決して不可能な金額ではない。単純に年間13億円という札幌ドームの利用料をすべて充てたとすれば、40年かからずに500億円を支払うことができる。

そして自前の球場ということになれば球場内の広告費やネーミングライツなどで年間10億円前後の収入を見込むこともできる。ちなみに東京ドームの場合は年間の広告収入が100億円とも言われているが、東京ドームはジャイアンツの自前球場ではないため、その収入はジャイアンツには入らない。

こうして考えていけば年間13億円の利用料と、少なく見積もっても10億円程度の球場内収入を得られることになれば、それだけで年間20億円以上の利益を得られるようになる。仮にこれをすべて球場建設に充てた場合、500億円という金額は20〜25年程度で支払える単純計算となる。

なおファイターズが東京ドームから札幌ドームに本拠地を移転したのは2004年からだったが、実はそれ以前、札幌ドームは西武ライオンズの準本拠地になる可能性があった。それは札幌ドームを作ったのが当時のライオンズの親会社であるコクドだったという縁からだが、しかし完全本拠地にしたいと日本ハム球団が手を上げたため、ライオンズの準本拠地となることは結果的にはなかった。

ファイターズが北海道に移転して10年以上が経過したが、完全に北海道の球団として道民に受け入れられている。これは球団の経営努力の賜物だと言えるだろう。そして道民から愛されているという手応えを掴めたからこそ、自前の球場を作るという計画が浮上してきたのだと思う。ファイターズは北海道に移転して以来、独自の球団経営によってファンを獲得し、チームの強化にも成功してきた。

ちなみに自前の球場を作る際には、天然芝の導入も前向きに考えているらしい。天然芝はドーム球場で維持することは非常に難しいわけだが、しかし近年は天然芝を育成する技術も飛躍的に進化してきている。

メジャーリーグの場合マリナーズやマーリンズの本拠地など、ドーム球場でも天然芝を取り入れている球場が5つある。開閉式だから可能というケースもあるが、しかし北海道並みに雪の降るシアトルでも可能なのだから、北海道でも天然芝の野球場を作ることは技術的には十分可能であるはずだ。

せっかく自前の球場を作るのだから、ファイターズにはぜひ天然芝のドーム球場を新設してもらいたい。そして天然芝を本拠地とすれば、選手寿命を伸ばすためにも良い選手たちがFAでファイターズへの移籍を目指すというケースも増え、チーム自体もさらに強化していけるのではないだろうか。

経営面から見ても、チーム強化という面から見ても、日本ハム球団の新球場の建設には大きなメリットが感じられる。2024年と言えば、ファイターズの北海道移転20周年の年にあたる。その記念すべき年を盛り上げるためにも、新球場を作り、そこで優勝を果たすというのは最高のシナリオだと筆者は感じているのである。





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