大谷翔平,打者,メジャー

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2016年05月04日

大谷翔平選手は打者としてメジャーで通用するのか?!

  • 大谷翔平投手はすぐにでもメジャーで通用する!
  • では打者大谷翔平はメジャーで通用するのか?
  • メジャーで通用するために必要なこととは?

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大谷翔平投手は、投手としては恐らく今メジャー移籍したとしてもある程度は通用するだろう。そしてもう少し勝負所の制球力に磨きがかかれば、メジャーでもエース級の活躍ができると思う。では反面打撃の方はどうだろうか?打撃もメジャーですぐに通用するのだろうか?


筆者の答えはノーだ。現時点での大谷選手の打撃はメジャーでは通用しないだろう。.250程度なら打てるかもしれないが、その程度の打率であれば大谷投手を打席に立たせるメリットはほとんどない。まだ指名打者制を採用していないナショナル・リーグであれば9番投手として.250打ってくれればチームとしては大きい。だがアメリカン・リーグでは指名打者制を捨ててまで大谷投手を打席に立たせるメリットはない。

正直な思いを言えば、やはりメジャーリーグでも10勝10本塁打という数字をマークしてもらいたい。だが現時点での大谷選手のバッティング・メカニクスでは10本塁打どころか、.250打つことも難しいはずだ。その理由は体重移動にある。メジャーの主力打者で体重移動をして打っている打者はほとんどない。近年、体重移動をして毎年のように3割を打っていたメジャーの打者は、恐らくイチロー選手くらいではないだろうか。

メジャーで体重移動をする打ち方というのは、主に長打を捨てた打者が採用する打撃技術なのだ。ではなぜ体重移動はダメなのか?体重移動をした際のメインはトップハンドとなる。つまり右打者なら左手、左打者なら右手だ。つまり体重移動をする打ち方をしてしまうと、通常の利き手とは逆の手をメインとして使うことになる。利き手ではない手をメインにしても、メジャーリーガーのパワーボールを打ち返すことはできない。

反対に体重移動をしない打ち方では、メインはボトムハンドとなる。右打者なら右手、左打者なら左手だ。通常は利き手の方が器用だし、力も強いはずだ。その利き手をメインに使えるのが体重移動をしないバックウェイト打法であるわけだが、大谷選手は体重移動をするフロントウェイト打法で現時点では打っている。そしてバックウェイトからフロントウェイトに変更することは決して簡単ではない。

大谷選手がもし、左投げ左打ち、もしくは右投げ右打ちであれば、バックウェイトに変更することもそれほどは難しくなかったかもしれない。だが右投げ左打ちであるために利き手がトップハンドにならず、利き手をメインとして使うためには体重移動をせざるをえなくなるのだ。

イチロー選手がブレイクした頃から、右投げ右打ちの子を右投げ左打ちに転向させる親御さんが非常に多くなった。そのため現在日本の野球界では右投げ左打ちの選手が飽和状態にあり、アマチュアで良い成績を残してもプロで求められることが減っている。そして後天的な右投げ左打ちが多いために、日本には現在、将来メジャーでも通用しそうな若い打者がほとんどいない。

大谷選手は、日本でならば20勝20発を目指せると思う。だがメジャーに行っても二刀流で通用するかと言えば、現時点に限ってはノーと言うしかない。上記映像で見てわかるように、軸足がほとんど回っていないのだ。これは体重移動をして打っているからこその形だ。バックウェイトで打っていれば軸足はきれいに90°回るようになる。

だが大谷選手がメジャー移籍するにはまだ2〜3年の猶予はあるはずだ。その間に左手を自身でしっかり教育し、バックウェイト打法を身につけることができれば、打者としてもメジャーで通用するかもしれない。だが右投げ左打ちである限り、バックウェイトへの転向は困難だと言える。しかしもう一度言うが、野球ファンとしての筆者の素直な思いとしては、やはり大谷選手にはメジャーでも10勝10発を目指してもらいたいのである。






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