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2016年01月11日

大谷翔平投手がヴォーテックスフットボールを使った真意

logo-fighters.gifのサムネール画像北海道日本ハムファイターズの大谷翔平投手は読書家であるようだ。その時々読んでいる本が、よくスポーツニュースの記事で紹介されている。大谷投手はテレビも観るようだが、それ以上に読書に時間を費やしているという。これはアスリートとしては素晴らしい心掛けではないだろうか。

日本には「野球バカ」という言葉が存在していて、勉強はできなくても野球が上手ければ学生時代は持て囃されることも多い。だが野球バカのままプロに入って活躍できるのは、野球バカの1割にも満たないだろう。ちなみに長嶋茂雄選手は大学入試の答案用紙に、自分の名前しか書けなかったというエピソードが残っている。だが野球バカが長嶋茂雄選手になれる可能性など、ないに等しい。

本来学生野球とは文武両道のはずだ。文科省でも部活の活動時間や休日に関してのガイドラインを定めているが、それが守られている野球強豪校などやはりないに等しい。もちろん試験期間中は活動停止になるのだと思うが、しかしそれ以外の日は授業以外の時間は、朝も夜も野球漬けという学校も少なくない。これでは授業での学習が野球の疲れによって疎かになってしまうし、野球に本来必要な頭脳を学生時代に磨くことも難しい。

大谷投手もそのようなことを実感したからこそ、読書に力を入れているのではないだろうか。読書をすると読解力が養われ、それは理解力へと繋がり、監督やコーチがアドバイスしてくれる内容もすぐに理解できるようになる。すると1を聞いて10をできるようになる選手へと成長していける。だが理解力がない選手の場合、10を聞いても1しかできない場合が多い。日本の学生野球は、そのような選手ばかりを生み出すシステムになってはいないだろうか?

さて、そんな大谷投手だがロケットのような形のボール(ヴォーテックスフットボール) を投げている姿が報道されていた。一部のニュースではジャイロボールを投げる練習とされていたが、これは間違いだ。確かにジャイロ回転のボールを投げる練習が可能なアイテムではあるが、しかし大谷投手の意図は違うところにあるはずだと筆者は考えている。ではその意図とは?

2014年の大谷投手と、2015年の大谷投手のスローイングアームの動き方を細かく観察をすると、2014年までの方が肩関節の内旋・外旋が柔らかかったように見える。2015年は筋肉が増えた分、恐らく増えた分の筋肉を上手く使いこなすことができずに、大谷投手自身物足りなさを感じていたのだろう。そこでこのロケットのようなアイテムを使い、肩関節の回旋可動域を最大限使うための練習をしているのだと、筆者は見ている。

人類が160km/hのジャイロボールを投げることはほとんど不可能だ。もちろんこれが可能であれば投手にとって絶大な武器となるわけだが、現実にそれを投げることはできない。それは大谷投手もすでに知っていることのはずだ。だからこそジャイロボールを投げる練習などではなく、肩関節の回旋可動域を最大限使い、ボールに与えられるスピンを増やすという目的で、 このロケットのような形のボールを用いた練習をしているのだと思う。

このトレーニングが上手くいけば、今季の大谷投手は凄まじい奪三振率を記録するのではないだろうか。少なくとも自身初の200奪三振など軽く超えていくだろう。このような理論的な練習ができるのも、やはり普段から読書をし、考える能力が養われているからに他ならない。自分で考える力を持っていなければ、このアイテムを使ってもジャイロボールを投げる練習に終始してしまうだろう。大谷投手のこのような姿を見ていると、今季はどのような大活躍を魅せてくれるのだろうかと、筆者は今からもう高揚感を抑えられなくなるのである。





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