安樂智大,東北楽天ゴールデンイーグルス

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2016年04月23日

肘の故障歴がある安樂智大投手は今のスタイルのままで良いのか

logo-eagles.gifのサムネール画像今日、安樂智大投手が今季初登板初先発のマウンドに登った。5回1/3で101球投げて被安打8、奪三振5、四死球4、自責5という内容だった。結果だけを見ればとても期待通りだったとは言えない。だが高卒2年目で1軍2試合目だと考えれば、及第点と言えるのではないだろうか。

1軍のマウンドというのは、高校野球とも2軍のマウンドとも違う。独特な緊張感があり、フィジカルだけではなくメンタルに対しても大きな疲労を感じやすい。安樂投手は、例えばかつての松坂大輔投手のような即戦力高卒ルーキーではなかった。そのため先発起用にこだわる必要はないような気もする。


先発として起用し続けるよりは、試合の大勢が決まった場面や、敗戦処理などで経験を積んだ方が良いのではないだろうか。もちろん安樂投手は先発タイプだとは思うが、それでもまずは短いイニングで自信をつけさせるべきだと筆者は考えている。今日のピッチングは5回までは苦しみながらも何とか大崩れせずに投げ切った。だが6回になると西武打線に捕まりノックアウトされてしまう。

ノックアウトというのは、先発ピッチャーが最も悔しさを感じる降板だ。イニング途中でマウンドを降りることほど先発ピッチャーにとって悔しいことはない。安樂投手を純粋に先発投手として考えるならば、今日の降板は決して自信をつけられる内容ではなかった。

安樂投手のスタイルとしては、とにかくいつでも一生懸命投げる姿が特徴的だ。だが今日のように一生懸命投げ過ぎていては、例えローテーション入りできたとしても、シーズンを通してローテーションを守ることは難しい。ローテーションを守り続けるためには、もっと抜くべきところは抜かなくてはならない。

安樂投手はスライダー、スプリッター、カーブ、ツーシームを投げていると思うのだが、カーブの精度をもっと上げられればピッチングにもっと幅が出て、打者のタイミングを外すことももう少し楽になっていくはずだ。そしてカーブがもっと効果的に決まり出せば、ストレートも力いっぱい投げなくても打者は速いと感じてくれるようになる。もっと楽にピッチングをしていくためにも、カーブをもっと内外の低めに投げ切れる技術を磨くことが必要だ。

ちなみに今日の投球数で9回を投げ切ったとしたら、160球を超えるペースだった。これはさすがに投げ過ぎだ。先発ローテーションを目指していくのであれば、やはり9回を多くても120〜130球以下のペースで投げていかなければならない。特に安樂投手は肘の故障歴があるのだから、息の長いプロ野球選手になってもらうためにも、もっと楽にピッチングをしていくための技術の習得を目指した方が、剛腕タイプのまま行くよりは安樂投手自身にとってもプラスになると筆者は考えている。






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