田中将大,松井裕樹,則本昂大

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2015年12月01日

田中将大投手の穴を言い訳にはできない2年連続最下位イーグルス

logo-eagles.gif楽天イーグルスが低迷期に突入しようとしている。2013年は日本一になったにもかかわらず、その年を限りにエース田中将大投手が抜けてしまうと、その後は2年連続で最下位に沈んでしまった。この状況は何とか打破していかなくてはならない。

確かに田中投手が抜けた穴は大き過ぎた。2013年には24勝0敗という無敵の成績を残した投手の穴がぽっかり空いてしまい、イーグルスはその穴を埋めることができなかった。2013年はシーズン82勝だったが、翌年は64勝まで減ってしまい、それが今季は57勝まで落ち込んでしまった。だがイーグルスは、田中投手が抜けたことを言い訳にすることはできない。

2011年オフ、ホークスは8勝の杉内俊哉投手、16勝の和田毅投手、19勝のホールトン投手という3人を一気に失ってしまった。杉内投手は不振の年だったとは言え、3人の合計は実に43勝だ。2011年のホークスは88勝を挙げ優勝したが、3人が挙げたのはその内の実に49%の勝ち星だった。それでも2012年は苦戦をしながらも2つ勝ち越しての3位。2013年は4つ勝ち越しての4位に踏みとどまり、2014年にはすでに天辺に返り咲いている。

ホークスがこのような実績を残している限り、イーグルスは田中投手の不在を言い訳にすることはできない。もしそれを言ってしまえば暗に「イーグルスはホークスに勝つことはできません」と言ってしまうようなものだ。2年続けて田中投手の穴を埋められなかったというのはチームの育成力の欠如、もしくは補強策の失敗だと言えるだろう。優勝時には数年後の主力と期待されていた先発陣も軒並み不調で、勝ち頭のエース則本投手でさえも10勝11敗と負け越している。さすがにこの状況では上位浮上を望むのは難しいだろう。

イーグルスが来季優勝を目指すためには、とにかくドラフトで入って来た生え抜きの投手陣を1人でも多く独り立ちさせることが重要だ。ここを補強策だけに頼ってしまってはその場しのぎの応急処置にしかならず、根本的なチーム力の底上げにはなかなか繋がらない。

そういう意味では来季のイーグルスの浮上を握っているのは与田コーチ、森山コーチ、杉山コーチ、小山コーチという4人の投手コーチなのかもしれない。彼らがどれだけ先発投手陣を整備できるかにより、来季のイーグルスの順位は大きく変わってくるだろう。

今季はチーム防御率もチーム打率もリーグ最下位ではあったが、やはり試合に安定して勝つためにはまずは投手陣の整備が必要だ。極端な話、打線が2点しか取れなくても投手陣が1点に抑えれば試合には勝てる。だが打線が10点取っても投手陣が11点取られては勝てないのだ。そういう意味でも今季は則本投手が唯一だった二桁勝利も、来季は3人くらいが挙げられるくらいになっていって欲しい。

松井裕樹投手が来季先発を務めるのか、守護神のままなのかはまだわからないが、仮に先発に戻ったとしたら、やはり最低でも10勝は目指さなければならない投手だ。松井投手はプレミア12で大きな経験を積んだ。その経験を活かしていけば来季は、則本投手に次ぐ先発投手になることもできるだろう。そしてそうなってくれば、イーグルスも簡単に最下位に甘んじることはないはずだと筆者は考えているのである。






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