コボスタ宮城,天然芝

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2015年11月01日

本拠地の天然芝化はイーグルスのチーム力アップに繋がる

logo-npb.gif東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地である楽天Koboスタジアム宮城が、来季2016年シーズンから天然芝に生まれ変わる流れで改修されていくことがわかった。この計画が明るみになったのはちょうど1ヵ月ほど前であるが、野球界としては歓迎すべきプランだと思う。

実は今年の夏ごろ、楽天球団はコボスタ宮城の天然芝化を一度断念していた。その理由は仙台という寒冷地では芝が根付かない可能性が高かったためだ。だがその後の研究により、寒冷地であっても芝を根付かせる技術が開発されたという。

本来はプロ野球のフランチャイズ球場すべてを天然芝にすべきだと筆者は考えている。その理由は単純で、選手寿命を延ばすためだ。人工芝の場合は地中がコンクリートになっており、その上に人工芝が敷かれる形状となっている。そのため選手たちの足腰にかかる負荷は非常に大きい。また、人工芝の上でスライディングをすると火傷してしまうことも大きなネックだ。

ただ、日本球界の場合は球団は1オーナー制とされており、天然芝はコスト的に賄い切れないという現状もある。MLBの場合は複数オーナー制が可能であるため予算も集めやすい。さらには球場運営に関しても日本のネーミングライツは2〜3年という短い期間であるケースも多いが、MLBの場合は20年という長期契約がほとんどとなる。そのためメンテナンスコストも安定的に捻出しやすくなる。

コボスタ宮城の天然芝化は、もしかしたら大型補強以上の効果を将来的に生み出すかもしれない。その理由は上記とかぶるわけだが、FA権を獲得した中堅〜ベテランの選手たちが選手寿命を延ばすため、天然芝球場を本拠地としている球団を選ぶという考え方がある。つまり天然芝球場所有の有無は有力選手の獲得交渉に大きな影響を与え、脂の乗った働き盛りの選手たちがコボスタ宮城でプレーをしたいと考えるようになり、イーグルスに良い選手たちが集まりチームが強化されるという可能性が膨らんでくる。

ちなみにメジャーリーグには30球団あるわけだが、その中で人工芝を本拠地にしているのはトロピカーナフィールドのタンパベイ・レイズと、ロジャーズセンターのトロント・ブルージェイズの2球団だけとなる。ボストンやシアトルのような寒冷地にある球場であっても、天然芝を採用している。

楽天球団には、ぜひコボスタ宮城の天然芝化を実現させて欲しい。天然芝化されれば、選手たちはもっと思い切ってダイナミックなプレーができるようになる。そうすれば野球の魅力がさらに高まり、野球というスポーツに目を向ける人たちも、今以上に増えていくはずだ。だからこそ筆者は12球団すべての球場を天然芝にすべきだと考えている。

もちろん予算や形状の問題で難しいこともあるだろうが、しかし予算の問題だけで人工芝を続け、野球の魅力を軽減させ続けるということは何とか避けて欲しいというのが、野球ファンである筆者の正直な思いだ。





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