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2016年05月22日

デニー友利投手によく似ているように感じる田島慎二投手の活躍

  • 田島慎二投手がプロ野球新の開幕27試合連続無失点を記録
  • 現役時代の友利結コーチを彷彿させる近年の田島投手

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中日ドラゴンズの田島慎二投手がプロ野球新記録となる、開幕から27試合連続無失点という素晴らしいピッチングを続けている。ドラゴンズの守護神はここまで福谷浩司投手が務めていたわけだが、田島投手がここまで素晴らしいピッチングを続けているとなると、今後は守護神とセットアッパーのポジションチェンジということも十分にあり得るだろう。

筆者の中で田島慎二投手は、西武ライオンズ時代のデニー友利投手と被るところがある。田島投手はルーキーイヤーこそ30ホールドで防御率1.15という素晴らしい活躍を見せたが、その後は四球で自滅するなど、制球面での不安定さを見せ続けていた。昨季までの通算与四球率は3.54だった。今季の好成績だけを見ればこれが改善しているようにも感じられるが、今季の与四球率はなんと3.86と悪化している。

それでも田島投手がここまでの活躍を見せている要因として、制球力に対する考え方が変わったように筆者には見えている。以前はコーナーを狙い過ぎて自滅してしまうケースが多かったのだが、今季はボール先行になったとしても、ピッチングがそれほどバタバタすることがない。

デニー友利投手も制球力が非常に悪く、ライオンズに移籍すると東尾修監督に「真ん中を狙って投げれば、お前の場合は四隅に行くようになる」とアドバイスされ、それ以降デニー投手はライオンズ不動のセットアッパーとして活躍をし続けた。田島投手もデニー投手のケースに似ているように筆者の目には映っている。

細かいコントロールを目指すよりも、ある程度のところに行けばいい、という考えで投げているように見える。そのため腕の振りにも鋭さが感じられるし、ストレートを投げていても変化球を投げていても、腕の振りがほとんど変わらない。あれだけ鋭く腕を振られて緩いボールを投げられたら、バッターとしてはなかなかタイミングを合わせることができない。

田島投手は以前はもう少しスリークォーター気味に投げていたと思うのだが、今季は完全にサイドハンドスローになっている。この点に関してもデニー投手と共通している。ご存知の通り友利結コーチは、現在ドラゴンズの1軍ブルペンを担当している。恐らくそこでは、友利コーチが現役時代に東尾監督から教わったことがブルペン陣に伝えられているのだろう。

あくまでも印象論でしかないわけだが、今季のドラゴンズのブルペン陣のピッチングを見ていると、メンタルが非常に安定しているように見える。ピンチになってもそれほど慌てないし、ボール先行になったとしても、その先を見て余裕を失わずに投げられているように見える。

ドラゴンズは比較的連敗の多い戦い方をしているわけだが、今後田島投手・福谷投手の出番をもっと増やせるようになれば、十分優勝争いに加われるだけの力はある。先発陣の世代交代も順調に進みつつある今、得点が失点を上回っていけば、ドラゴンズはもっと安定した戦いを見せていけるはずだ。





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