平田良介,ドラゴンズ,ファンサービス

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2016年03月05日

陽が暮れてもファンにサインし続けるドラゴンズの選手たち

logo-dragons.gifのサムネール画像今年の中日ドラゴンズのファンサービスは本当に素晴らしい。スポーツニュースにもなっているが、選手たちが時間が許す限りファンにサインをし続けている。しかも球団から指令が出たわけでもないし、平田キャプテンが言い出したわけでもないと言う。どうやら自然発生的に選手たちはファンサービスに力を入れ始めたようだ。

大ベテランである岩瀬仁紀投手も即席サイン会を行っているし、中には陽が沈んでもファンがいる限りサインをし続ける選手もいるようだ。昨季のドラゴンズの観客動員数は204万人で、12球団中5位、セ・リーグでは4位という数字だった。1試合平均で見ると2万8000人を動員していて、決して少なくはない。だが3万8000人を収容できるナゴヤドームで見てしまうと、単純に1万席も余っていることになる。

しかもこれを週末と平日で分けて考えるとすれば、ほぼ満席になる週末に比べて、平日は2万2000人前後という試合も少なくなかった。ということは1万5000席以上が余ってしまうということだ。この空席状況を見て寂しく感じ、今季の選手たちは自発的にファンサービスに力を入れ始めたようだ。

落合博満監督時代の2009年の観客動員数は約230万人で、1試合平均だと約3万2000人だった。これが2013年には199万人台に低迷し、1試合平均も2万7000人程度と、2009年と比較をすると5000人も減ってしまった。この状況は選手たちも当然知っていたはずだ。だからこそこのままではいけないと感じ始めたのだろう。しかもチームは3年連続でBクラスに沈んでしまい、2011年にリーグ連覇を成し遂げた落合監督時代とは、まるで別のチームになってしまった。

選手たちがこうしてファンと触れ合うことにより、選手たち自身に責任感が芽生えるという効果が期待できる。多くのファンと接することにより、ファンに恥じないプレーをしようと心がけるためだ。キャンプ地での即席サイン会にしても、仮に今季もBクラスに沈むようなことがあれば、それこそ秋、ファンに顔向けすることができなくなる。そうならないためにも選手たちは勝利に対し貪欲になろうとする。

この厚いファンサービスは、選手たち自身の力によってドラゴンズを再建していくためにも、本当に素晴らしい取り組みだと筆者は感じている。今季から新たにキャプテンに任命された平田良介選手にしても、昨季までの10年ではまだまだ一流と呼べるような成績は残せていない。しかしこのようにファンとの絆を深めていけば、否応にも活躍していかなければならなくなる。すると自ずと今季の数字もキャリアハイどころか、他の大阪桐蔭出身選手たちのように一皮むけて、ついには一流の仲間入りを果たせるようにもなるかもしれない。

そもそも平田選手は落合監督が惚れ込んでドラフト1位指名した選手で、しかも2年前からは落合博満選手が背負った背番号6を受け継いでいるのだ。この背番号、そして絆を深めたファンに対し恥じないプレイヤーになるためにも、平田選手が中心となり貪欲に勝利を目指し、ドラゴンズには2011年以来のリーグ優勝を果たしてもらいたい。そして秋には絆を深めた多くのファンたちと喜びを分かち合ってもらいたいと、筆者は今願っているのである。






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