ペーニャ

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2015年11月25日

中日の弱点を補い打力以外の利点もあるペーニャ選手の存在

logo-npb.gif中日ドラゴンズは勝ち方を知っているはずのチームだ。しかし落合博満監督が勇退した2011年にリーグ優勝を果たして以来、2012年以降は2位、4位、4位、5位と年々順位を落としている。これにはもちろん、落合監督在任中の主力が年齢を重ね、徐々に力が衰えてきたということもあるだろう。

だが世代交代はどの球団にも常に大きなテーマとして存在している。だからこそ世代交代を敗因とするわけにはいかない。ドラゴンズの場合はやはり、攻撃力の低下が最も大きな敗因ではないだろうか。チーム防御率は3.19でリーグ3位なのだが、得点数は473点でリーグ5位だ。これは最下位のベイスターズよりも30点以上少ない数字だ。

今季、ドラゴンズで最も多くホームランを打ったのは平田良介選手の13本だった。これだけを見ても明らかであるように、今季のドラゴンズにはとにかく長打力がなかった。本来であれば長打力を期待したい外国人選手も、今季はルナ選手が8本塁打で、エルナンデス選手が11本塁打。2人合わせても19本にしかならなかった。

長打力不足は誰の目にも明らかであり、今オフはこの点をしっかり補っていく必要があるだろう。ルナ選手の残留の可能性が低い現時点、森繁和ヘッドコーチと友利結投手コーチが現在はそれぞれドミニカ、アメリカで選手調査を行っているようだ。森コーチはドミニカに太いパイプを持ち、友利コーチはアメリカに広くパイプを持っている。ウィンターミーティング後に漏れてくる長距離砲を中心にリストアップしていくのだろう。

チーム防御率3.19という数字は、リーグ優勝を果たしてスワローズの3.31よりも良く、日本一を達成したホークスの3.16と大差がない。これだけ安定した投手力を持ちながらも5位に低迷したというのは、繰り返すが低い得点力が原因だ。

長打力がそれほどないと思えば、相手投手もどんどん攻め込んでくる。だが長打力があると、そう簡単に懐に攻め込むことはできなくなり、外角中心の配球になることが多々ある。すると四球により走者を難なく得られる状況を増やせるため、1イニング1本のヒットで得点を挙げられるようにもなる。打つ打たないは結果論だとしても、長打力を持つ打者がいるだけで、スコアリングポジションに走者を進められる確率がグンと高まるのだ。

ドラゴンズの現状の長打力を考えるならば、打率.270程度であっても30〜40本のホームランを打ってくれる打者が必要となるだろう。2016年も平田選手を4番に据えていくのであれば、5番にそれだけの長距離砲が座っていれば簡単に四球は出せないため、平田選手に対しストライクゾーンで勝負してくる確率が上がる。すると平田選手も今まで以上の数字を残せるようになるだろう。

チームの得点力不足を補うためにも、平田選手にさらなる自信を芽生えさせるためにも、やはり長距離砲の存在は不可欠だ。ドミニカから直接新外国人選手を獲得するのも良案だとは思うが、例えば年俸次第ではイーグルスを戦力外となったペーニャ選手を保険として獲得しても良いのではないだろうか。

ペーニャ選手は怪我さえなければ30本打てる能力がある。パ・リーグと違い指名打者制ではないセ・リーグでは、守備面で起用し辛い面もあるが、一塁手としては無難にプレーしてくれるはずだ。またペーニャ選手には走力もあるため、外野手としても良い働きを見せてくれると思う。

日本野球の経験値も高く、ドミニカ出身の選手だ。今後森コーチが連れてくるドミニカ人選手のサポート役としても、ペーニャ選手を獲得するメリットは大きいと筆者は考えている。もちろん高額年俸であれば話は別だが、5,000〜6,000万円で獲得が可能であるならば、契約して損はない選手だと思うが、いかがだろうか。





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