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2016年09月08日

広島カープの優勝マジックは1、もみじ預金の利子は4億!

  • 広島カープのマジックが1になり、いよいよ優勝に王手をかけた!
  • 今季カープが躍進を遂げた理由は出戻り選手たちのカープ愛!
  • もみじ銀行のカープ預金の売り上げは1981億円で利子は4億!

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広島カープがついにマジック1とし優勝に王手をかけた。明日9月9日、カープの試合はないわけだが、マジック対象チームのジャイアンツは神宮球場でスワローズと対戦する。つまりこの試合でジャイアンツが敗れれば、カープは戦わずして9日にリーグ優勝が決まることになる。カープのリーグ優勝は実に1991年以来の出来事だ。


カープが優勝するならば2015年だ、とは誰もが考えていたと思う。エース前田健太投手のラストイヤーとも言われており、前田投手がエースでいるうちに優勝するのが理想だと言われていた。逆を言えば、前田投手がいるうちに優勝しなければ、前田投手のメジャー移籍後にカープが優勝するのは難しいという評価だった。

前田健太投手は昨季15勝を挙げ二度目の最多勝に輝いた。前田投手がメジャー移籍するということは、その15勝分の穴がポッカリと空いてしまうことを意味した。だがカープ投手陣は、前田投手が移籍したことによりさらに団結を強くしたように感じられる。大ベテランの黒田博樹投手を中心にし、非常にバランスの取れた戦いを見せている。

9月8日時点のカープのチーム防御率3.27と、チーム打率.276は共にセ・リーグ1位の成績だ。これは選手個々が頑張っているのと同時に、コーチ陣が根気よく選手を上手に育成し続けた結果だと思う。大金をかけて大型補強を行わなくても、自前の選手たちをしっかりと鍛え上げ、無駄のない外国人選手の補強ができれば勝てるということを、カープは証明してくれている。

カープが前回リーグ優勝したのは上述の通り1991年で、今から25年も前の出来後だ。この頃のエースは佐々岡真司投手で、北別府学投手や川口和久投手も現役で活躍しており、主砲は小早川毅彦選手とアラン選手で、野村謙二郎選手はこの年最多安打と盗塁王を獲得している。

野村謙二郎選手は2014年までカープの監督を務めていたため、若い野球ファンでも名前を知っていると思う。だが他の名前に関しては、40代以上のファンじゃなければ顔と名前は一致しないのではないだろうか。つまりカープはそれだけ長い間優勝することができなかったということなのだ。25年、四半世紀は長過ぎる。本来であればセ・リーグが6球団である以上、6年に一度は優勝しなければならないのに。

カープが25年も優勝できなかったのには様々な理由があるとは思うが、その中でも大きいのはFAによる選手の流出だろう。川口和久投手、江藤智選手、金本知憲選手、新井貴浩選手、黒田博樹投手、大竹寛投手、そして昨オフはポスティングにより前田投手がメジャー移籍。4人のエースピッチャーと3人の4番打者がカープを去ってしまったのだ。育てても育ててもキリがない、それがカープの今までだった。

だがそこに黒田博樹投手がメジャーリーグから戻り、新井貴浩選手もタイガースから戻って来た。一時は失った柱をカープは再び取り戻すことに成功した。チームが優勝するためには精神的支柱となるベテランの存在が絶対に不可欠だ。カープには今、黒田投手と新井選手という、投打に於いてそれぞれに支柱が存在している。

ちなみに2008年に埼玉西武ライオンズが優勝した際、その支柱の役割を務めたのがカープのかつての4番、江藤智選手だった。江藤選手はジャイアンツにFA移籍していたのだが、2005年オフにFA豊田清投手の人的補償としてライオンズに移籍していた。中村剛也選手が覚醒できたのも、江藤選手が4番打者としての心得を中村選手に伝授したからだと言われている。

カープからはたくさんの主力選手が去って行ったが、しかしここに来て去って行った選手が再びカープに戻り、カープに対し恩返しをしようと躍起になっている。そして黒田投手、新井選手のような大ベテランが強いチーム愛でこれだけ頑張っていれば、若い選手が頑張らないわけにはいかない。これが相乗効果となり、今季のカープの強さを作り上げたのではないだろうか。そして選手たちがカープ愛を持てるのは、フロントが選手に対し愛情を注ぎ続けているからに他ならない。

前田健太投手を失った翌年に、まさかカープがここまでの大躍進を見せるとは筆者自身も驚きだった。セ・リーグ内で言えば、カープは一人勝ち状態であり、交流戦でもセ・リーグで唯一パ・リーグに勝ち越したのは交流戦3位のカープのみだった。

今年22年目となる、もみじ銀行のカープ預金も過去最高金額の1981億円にまで上っている。カープ預金とは、カープが優勝すると預金時の金利に0.2%上積みされるという商品であり、今季カープが優勝をするともみじ銀行には4億円分の利子の支払いが発生するようだ。地方銀行にとって4億円というのは決して小さな額ではないと思うが、しかしカープ預金の売り上げが過去最高になっていることを思えば、もみじ銀行としては嬉しい悲鳴と言えるのかもしれない。

マジック1となり、2位とのゲーム差も14.5差ある今、ここからカープがV逸することはほとんど100%ありえないだろう。あとはいつ優勝するかだ。明日ジャイアンツが敗れればカープの優勝が決まるわけだが、しかしできるならばジャイアンツには明日勝ってもらいたい。

そして9月10日に行われるジャイアンツとの直接対決に勝利することで、25年振りの胴上げを魅せてもらいたい。ただ残念なのは9月10日の試合が東京ドームで行われることだ。広島でファンと共に歓喜するためには、もしかしたら明日ジャイアンツが敗れてくれた方がいいのかもしれない。選手、ファンは果たしてどちらを望んでいるのだろうか?





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