黒田博樹

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2016年04月06日

41歳でチェンジアップを習得しなお進化し続ける黒田博樹投手

logo-carp.gifのサムネール画像黒田博樹投手がニューヨークから広島に戻ってきた際、正直なところ年齢的なものもあり、日本でも二桁勝つのは難しいのではないかと思っていた。だが結果的にはそんなことはなく、復帰1年目の昨季は11勝8敗でカープの勝利に大きく貢献した。

力を出し切っても優勝できなかったことで、黒田投手は一時は引退を考えていた。だがそれを思い直しての今季、引退どころか2戦2勝で防御率は0.56というリーグトップの成績を記録している。まだ開幕2試合とは言え、決してまぐれで残せるような数字ではない。

黒田投手が本当に凄いところは、年齢など関係なく進化を続けていることだ。これは昔「変わり続けることは何も変わらない」と話していたイチロー選手の言葉とも共通する。やはり挑戦し続け、進化し続けているからこそ、40歳を過ぎてもトップアスリートとして活躍することができるのだろう。

そんな黒田投手の今季の進化は、新球チェンジアップだ。これまでの黒田投手の変化球はスライダー、カッター、ツーシーム系、スプリッターが中心だった。ここにチェンジアップが加わったわけだが、キャンプでは見事に打者のタイミングを外し、チェンジアップでバットを折るシーンも見られた。

伸びのあるストレートに切れ味抜群のスライダーと、メジャーでも屈指と評されたスプリッター、ここにチェンジアップが加わるのだから打者としてはひとたまりもない。例え実際にチェンジアップを投げなかったとしても、打者の頭の中でチェンジアップが意識されるだけでも効果があるだろう。

昨オフはチームを優勝に導けなかったことを悔しがっていた黒田投手だが、カープには黒田投手が現役であるうちに優勝してもらいたい。ちなみに本日現在の黒田投手の日米通算勝利は195勝となっている。つまりあと5勝すれば200勝を達成することになるのだ。ここまでのパフォーマンスを見る限り、よほどの怪我がなければ達成はまず間違いないだろう。

だが黒田投手はアメリカ時代も含め、打線の援護に恵まれない投手だった。ヤンキース時代は名将ジョー・トーリ監督も同情してくれたくらいだ。仮にもっと援護を受けていたら200勝など通過点に過ぎず、もしかしたら250勝を目指せていたかもしれない。今季2勝を挙げている2試合でも3点ずつしか援護を受けていない。

41歳となった黒田投手にもっと楽に投げてもらうためにも、カープ打線には黒田投手の登板試合ではもう少し頑張って援護をしてもらいたい。そうすればスタミナを温存することもでき、黒田投手自身常にベストコンディションで先発マウンドに登ることができる。そしてそうなれば今季の黒田投手にとって、200勝や二桁勝利などただの通過点にしかならなくなるだろう。






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