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2016年04月28日

今季三度目のコーチの配置転換を行ったオリックス内の責任は?!

logo-buffaloes.gifのサムネール画像4月28日、オリックスバファローズがまたコーチの配置転換を発表した。バファローズは4月13日にベンチ担当だった酒井勉投手コーチがブルペン担当になり、ブルペン担当だった小林宏投手コーチがベンチ担当になっている。

続いて4月18日には星野伸之育成コーチを1軍投手コーチにし、酒井勉コーチを1軍投手コーチから育成コーチに配置転換している。さらに今日は三輪隆1軍バッテリーコーチが育成コーチになり、鈴木郁洋育成コーチが1軍バッテリーコーチになるという配置転換が発表された。

開幕してから1ヵ月しか経っていない段階で、もうすでに三度の配置転換が行われている。これは異常事態であり、球団本部長である瀬戸山隆三氏の完全なるミステイクではないだろうか。このタイミングでこれだけ人事異動が行われるということは、つまりは開幕時に合わせて戦える体制を整えることができなかったということだ。これは他でもなくGM職に相当する球団本部長の責任だ。

バファローズは4月13日、リード面を理由に正捕手である伊藤光捕手が2軍降格させられている。4月27日に再昇格とはなっているが、正捕手がリード面を理由に2軍降格させられるというのは実に珍しい。本来はリード面を安心して任せられるからこその正捕手であるはずなのに、開幕して半月程度で伊藤捕手は見限られてしまった。バッテリーコーチの入れ替えは、このことも要因とされたのだろう。

コーチの配置転換を行ったからといって突然勝てるようになるとは思わない。だが選手の不振の責任をコーチがこうして負うことにより、選手たちの心に火が着くケースはある。だが今のところバファローズが持ち直す気配はあまり見られない。

チーム打率はリーグ断トツ最下位の.238で、.257の5位ファイターズよりも2分も低い。さらにチーム防御率は4.99という数字で、毎試合5点ずつ取られている計算だ。打者は打てないし、投手も抑えられない。それがバファローズの現状だ。目を覆いたくなる状況とは、まさにこのことを言うのだろう。

先発投手としてまともな数字を残しているのはディクソン投手だけで、そのディクソン投手でも5試合で2勝、3.71という防御率だ。エース金子千尋投手に関しては5戦0勝で防御率はなんと5.85という信じられないような悪さだ。

打者に関しては糸井嘉男選手、西野真弘選手、小谷野栄一選手は3割弱の打率を残しているが、しかし3割打者はいない。外国人助っ人は2人とも期待外れであり、中島宏之選手も開幕してから早々に怪我で離脱してしまった。開幕してからここまで、バファローズで上手くいっていることと言えば、守護神の平野佳寿投手が安定していることくらいだ。

このような状況下でチームが浮上していくことはかなり困難となるだろう。ではなぜバファローズがここまで酷い状況が続いているのか?その答えは、筆者は後藤光尊選手の放出にあったのではないかと考えている。

後藤選手は確かにリーグを代表するようなスター選手ではない。だが近鉄と合併する前からオリックスに所属していた生え抜きのベテラン選手だった。岡田彰布監督時代にはリーダーとしてもチームを牽引する役割を与えられていた。チームを空中分解させないためには、とにかく生え抜きのベテランがひとり必要だ。レギュラー格ならなお良い。このようなベテラン選手が屋台骨としてチームを支えてくれるからこそ、若い選手たちが躍動することができる。

だが今のバファローズにはそのような存在がいない。FAやトレード、外国人補強で他球団から素晴らしい選手たちをたくさん連れてきたわけだが、しかしその選手たちが一つにまとまっていないのだ。だが生え抜きで1軍に定着しているベテラン選手がいない以上、そこを求めるわけにはいかない。

それならば糸井嘉男選手、中島宏之選手、小谷野栄一選手など、他球団でチームを牽引した経験のある選手に明確な責任を与え、チームを引っ張ってもらうしかない。ただ、糸井選手は昨年キャプテンを務めあまり上手くいかなかったため、キャプテンタイプの選手ではないのかもしれない。

バファローズの苦戦はまだしばらく続きそうな様相ではあるが、2年連続で監督のシーズン途中の辞任劇だけはなんとか避けたいところだ。そのためにはやはり選手たちが決起集会などを行い、選手たち自身で改めて躍動していかなければならない。そうしなければ同じことの繰り返しになってしまうだろう。

近年オリックスの監督はコリンズ監督、大石監督、岡田監督、森脇監督、福良監督と続いているが、この内コリンズ監督、岡田監督、森脇監督がシーズン途中で監督職を離れている。このような事態が続いている原因は、やはりフロントがチームビルディングを失敗し続けているためではないだろうか。それでも責任を取らされるのは現場の人間だけで、フロントが首を切られることは滅多にない。この体質も変えていかなければならないだろう。






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