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2016年04月27日

1番から4番を横浜高校出身選手で固めた横浜DeNAベイスターズ

logo-baystars.gifのサムネール画像横浜DeNAベイスターズが今夜、面白いオーダーで戦った。何と1番から4番まで横浜高校出身者で固めたのだ。これを意図したのか否かはわからないし、左打者に対し3割近い被打率の中日山井投手に対し左打者を並べたかっただけなのかもしれない。だが結果的にこのオーダーが上手く機能して連敗を止めることができた。

ドラゴンズと戦った今夜のオーダーは1番荒波翔選手(30歳)、2番石川雄洋選手(30歳)、3番乙坂智選手(22歳)、4番筒香嘉智選手(25歳)というものだった。荒波選手と石川選手は現在の年齢は同じだが、学年では荒波選手が1つ上となる。

このように地元の同郷選手でオーダーを組むというパターンは、応援する側からすると日本のファンには好まれるパターンだ。日本人というのは他国よりも同郷への思いが強く、同郷というだけで応援したい気持ちになる。反面アメリカにはそのようなものはあまりない。なぜならジュニア時代から自分のレベルに合わせて毎年チームが変わるためだ。

日本で少年野球チームに入れば卒業するまで同じチームでプレーするわけだが、アメリカの場合は自分のレベルに合わせて毎年チームを選び直すのだ。このような下地の違いもあるため、アメリカでは同郷というだけで選手を応援するというケースは多くはない。だが日本の場合はそれがある。

横浜の球団が横浜高校出身者をメインにして戦えば、それだけで横浜のファンは喜んでくれるはずだ。しかも今夜はそれで勝ったのだからなおさらだ。だがこれは反面、悪しき慣習になるケースもある。例えば指導者が同郷出身の選手を起用したがるケースは日本球界では非常に多い。これは平等な競争力を維持するためには妨げとなる場合が多い。「出身地が監督とまったく違うから、俺はあまり目をかけてもらえない」と選手が思うようになってしまうからだ。

そのためラミレス監督が今夜作ったオーダーは諸刃の剣だと言える(ラミレス監督自身と同郷の選手はほとんどいないわけだが)。結果が伴えば誰も文句は言わないし、ファンの応援熱もどんどん加熱されていく。だが結果が伴わないのにこの戦略を続けてしまうと、デメリットが色濃く出てきてしまうことにもなる。

ちなみに埼玉西武ライオンズも昨年はクリーンナップを大阪桐蔭の選手で固めたことが数試合あった。3番浅村栄斗選手、4番中村剛也選手、5番森友哉捕手というオーダーだ。この場合はオーダーとしてはかなり面白がられたように見えたが、しかし応援熱という意味では地元ではないため、予想以上に加熱することはなかったように感じられた。

ベイスターズは現在、外国人打者2人がまったく機能していない状況にある。そのためマクブライド捕手(起用は外野手とのこと)を緊急補強したわけだが、そのマクブライド捕手にしても日本での実力はまだ未知数だ。だが得点力がリーグ最下位となっている打線を早期に立て直していかなければ、前半戦でシーズンが終了してしまう危険性も否めない。
(マクブライド捕手はメジャー昇格したことにより、合意に至らず)

今ベイスターズに必要なのは「勝てる!」という自信だ。そういう意味では名門横浜高校出身者は、過酷な神奈川県で何度も甲子園に出場し勝ち癖がついている。勝ち癖、勝ち運を持っている選手を積極的に起用し、勝利への流れ、勝てるという雰囲気を作ることも監督のひとつの役割だ。

今夜はそれが上手くいった形になったが、この良い形を何とか続けてもらいたい。そして結果が出ているうちは横浜高校の結束力を上手く利用し、そこから生み出される流れにチーム全体を上手く乗せていきたい。交流戦までにひとつでも多く負け越しを減らしておかなければ、交流戦ではさらに上位との差が広がってしまう危険がある。そうならないためにも今夜のオーダーも含め、あらゆる手を尽くしてまずは交流戦までに勝てる陣形を整えることが肝要だと筆者は考えている。






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