交流戦,ドラフト,完全ウェーバー制

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2016年06月20日

交流戦の魅力を上げるためにも必要なドラフトの完全ウェーバー制

  • 交流戦というコンテンツの魅力を落としてはいけない!
  • セパの実力を均衡化させるためにはドラフトを見直すしかない!
  • クジ運の悪さがセ・リーグの実力を低下させている?!

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セ・リーグは本当にどうしてしまったのだろうか。交流戦では完全にパ・リーグに叩きのめされてしまった。交流戦上位6チームに入っているセ球団は11勝6敗の広島カープだけだ。先日5連敗をした埼玉西武ライオンズでさえも勝率5割をキープしているというのに、交流戦下位6チーム中5チームがセ球団となっている。

これはやはりセ・リーグ各球団が、セの人気に胡座をかいていた結果ではないだろうか。セ・リーグにとって巨人戦、阪神戦はドル箱であり、黙っていても集客することができる。大した努力をしなくても観客収入を得ることができるため、もしかしたらセ球団はパ球団と比べると努力を怠っているのではないだろうか。

努力とはマーチャンダイジングなどの商業面でももちろんのこと、チームビルディングに関してもそうだ。ジャイアンツに関しても、本当にチームに必要な選手よりも、時にジャイアンツ愛だけでドラフトを指名することがある。しかしドラフト時に必要なのはジャイアンツ愛よりも、現状のチーム状況にフィットした選手であるかどうかだ。

例えジャイアンツ愛で獲得した選手が入団後に活躍したとしても、補強すべきところを補強し切れなければ常勝チームを作ることはできない。つまりパ・リーグを相手に勝てるチーム、という意味でだ。

チームというのは、一流選手をたくさん集めれば勝てるというものではない。チーム作りはパズルと似ている。同じピースが2つあってもパズルは完成しない。必要なポイントに必要な選手を補強していくからこそ、チームというパズルを完成させることができる。それが現状で上手く行っているのが福岡ソフトバンクホークスなのだろう。

楽天イーグルスはパ・リーグでは10の負け越しで5位に低迷しているが、交流戦では4つ勝ち越して4位を維持している。この楽天の存在が、セ・リーグ各球団がいかに不甲斐ないかを証明していると言える。

日本のドラフトもそろそろ完全ウェーバー制にすべきではないだろうか。重複指名によるクジなど撤廃し、メジャーリーグのように完全ウェーバー制に移行していかなければ、クジ運の強いパ・リーグが今後も良い選手を集め続けることになってしまう。そうなればパ・リーグとセ・リーグの実力差はさらに開いてしまい、プロ野球そのものをつまらないものにしてしまう。

パ・リーグ内で見ても、クジ運に恵まれないオリックスはやはり近年はほとんど上位進出できずにいる。そしてホークスのようにFAや育成でチーム力を上げることができると、ドラフトで高校生を多く指名することができるため、伸び代のある選手を時間をかけてじっくり育て上げることもできる。

逆に近年のライオンズのように補強が上手くいかないと、新人選手を1軍で使わざるを得ない状況になってしまい、育成が進む前に酷使してしまうケースにも繋がる。

FAによる補強に関してはチームの資金力をどんどん前面に出して良いと思う。しかしドラフトに関しては完全ウェーバー制にすべきだと筆者は考えている。プロ野球に必要なのはドラフトでのドラマではなく、12球団の実力が均衡化されることだ。そうしていかなければ交流戦はますますつまらない内容になってしまい、交流戦そのものが消滅することだって考えられる。

そしてもし交流戦がなくなればセパの温度差はまた以前のような状態に戻ってしまい、ファンを置き去りにしたプロ野球運営に戻ってしまう可能性だってある。交流戦をもっと魅力溢れるコンテンツにするためにも、ドラフトだけは完全ウェーバー制にすべきだと筆者は考えているのである。





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