清原和博,キヨハラくん

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2016年02月09日

清原和博氏の逮捕により休載となった、かっとばせ!キヨハラくん

logo-npb.gif清原和博氏の関連ニュースは連日世間を賑わせている。やはり清原和博という野球人は、野球ファンにとってそれだけ大きな存在だったということだ。PL学園のKKコンビ時代から清原和博選手、桑田真澄投手を応援し続けたファンは非常に多いと思う。筆者自身は年代的にPL時代のふたりはリアルタイムではほとんど知らないのだが、しかしプロ入り後のふたりのことは、ほとんど毎日テレビやラジオの野球中継で触れていた。

40歳前後の男性なら多くの方がご存知だと思うが、当時コロコロコミックに連載されていた『かっとばせ!キヨハラくん』という漫画が流行っていた。筆者自身、毎月楽しみにしていた漫画だった。今でもたまに古本屋で目にしたりすると、懐かしさのあまりつい手に取って見てしまうほどだ。この漫画は94年まで連載されていたのだが、その後20年の時を経て2014年からまた不定期で連載が再開された。しかし清原和博氏の逮捕を受けて、せっかく復活したこの漫画が休載されることになってしまった。

実は筆者は2014年に復活したことはまったく知らなかった。今回の一連のニュースの中で知る形となったのだが、このような形で知ったことが残念でならない。当時コロコロコミックでは、キヨハラくんのギャグポーズを募集していた。ハガキに絵を描いて送り入賞すると、様々な商品がプレゼントされるというものだ。

筆者は一度だけハガキを送ったことがあり、佳作に選ばれたことがあった。その時贈られたのはコロコロコミックのドラゴンのキャラクターのハチマキだった。筆者にとってはとても思い出深い出来事だった。しかしその思い出も清原和博氏が覚醒剤で逮捕されたというそんな嫌な形で、久しぶりに思い出されることになってしまった。

清原氏は覚醒剤を常用していたらしく、常用者が薬を抜くためには相当の覚悟と辛いリハビリが必要となる。果たして心身共にもうアスリートではなくなってしまった清原和博氏は、それに耐えることができるのだろうか。だが耐えなければならないだろう。自分自身のためではなく、ふたりの子どものために。

いくら辛いことがあろうと、どんな誘惑があろうと、覚醒剤に手を出すことは決して許されない。脱法ハーブなどと呼ばれる類のものも同様だ。冷静に考えれば誰にでもわかることではあるが、何か問題を抱えていたとしても、覚醒剤がそれを解決してくれることは決してない。世の中に100%なんてありえないと言われることもあるが、これに関しては100%ないと言い切ることができる。

清原和博選手は現役時代、我々ファンに多くの夢を与えてくれた。西武球場のライトスタンドに放り込む技ありのホームランは、今なお筆者の脳裏に色濃く残っている。そして1987年、巨人との日本シリーズ最終戦。日本一まであと1アウトというところで清原選手がファーストの守備位置で見せたあの涙、筆者はそれも決して忘れてはいない。あの時の純粋な涙は間違いなく本物だったはずだ。果たして、一体何が清原和博を変えてしまったのだろう。

今清原氏ができることは、子どもたちのためにも、我々ファンのためにもまずは罪を償い、しっかりとしたリハビリ治療を受け、健康な体に戻ることだ。すべてはそこから始まるのだと思う。清原氏はまだ48歳と若い。まだ人生の2/3程度しか生きていないのだ。まだ長く残されている人生を無駄にしないためにも、まずはしっかりと体を元に戻してもらいたいと思う。

何年前だったろうか、年末のテレビの企画で清原選手と桑田投手が対決をするという番組を観たことがあった。その時の清原選手は桑田投手からホームランを打つため、まるで現役に戻ったかのような凄まじいトレーニングを行っていた。少なくともあれだけのトレーニングを行えた時は、覚醒剤など使っていなかったはずだ。ただ、ふたりの子どもに自分が打つホームランを見せてあげたい、その純粋な一心のみだったはずだ。少なくとも筆者はそう信じている。

清原氏にはかけがえのないふたりの息子さんがいるのだ。生き甲斐ともなるその存在を1秒たりとも忘れることなく、ここから始まる辛い時期を強い心を持って乗り越えてもらいたい。ファンとしてできることと言えば、そう祈ることくらいなのかもしれない。






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