デイヴィッド・プライス,David Price

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2015年12月02日

年俸37億円でレッドソックスと契約を結んだプライス投手

logo-mlb.gifトロント・ブルージェイズからフリーエージェントになっていたデイヴィッド・プライス投手が、ボストン・レッドソックスと7年総額260億円という大型契約を結んだ。これは年俸に換算すると37億円という額になる。しかも契約3年目を終えた時点でオプトアウトと言って、契約を見直せるという権利も勝ち取っている。つまり活躍次第で契約4年目以降は、年俸37億円以上になることもある、ということだ。

やはりメジャーリーグは夢があっていい。野球を一生懸命頑張って結果を出せば、年収が37億円にもなるのだ。ちなみに今回のプライス投手の金額は、メジャーリーグ投手史上最高額になったようだ。この金額を目の当たりにしてしまうと、日本のプロ球団がメジャー球団から相手にされないのも理解できる。


日本で37億円といえば、1球団の総年俸額だ。つまり日本のプロ球団が年俸37億円でプライス投手と契約を結んだ場合、もう他の選手とは契約を結べなくなる。年俸37億円とは、そういう金額なのだ。ちなみに2015年の日本プロ野球で、総年俸が37億円を上回っているのは43億円の巨人のみだ。

近年の日本では、年俸がどれだけ上がったとしてもせいぜい5億円前後となる。5億円では、プライス選手を1ヵ月間雇うことさえも叶わない。日本のプロ野球の魅力を高めるためには、やはり選手年俸をもっと上げていける経営体力をつける必要がある。そうすればファンに夢を与える選手たち自身も夢を見られるようになる。やはり夢を追えなくなった選手に、夢を与えることはできないのではないだろうか。

プライス投手の年俸37億円という金額は、決して法外ではないと筆者は考えている。もちろんこれは敏腕エージェントが努力の末に勝ち得た額だとは思うが、しかしここまでプライス投手は、年俸37億円をもらうに相応しい結果を出し続けている。2012年には20勝5敗という成績でサイ・ヤング賞を獲得しているし、その2年前にも19勝6敗、そして今季2015年は18勝5敗という成績を残している。メジャーでの実績はまだ8年だが、すでに通算104勝を挙げているのだ。

プライス投手の投げ方は左投手特有というか、左投手としても特徴的な投げ方をしている。通常では考えられないほどのインステップで、右つま先はほとんど一塁側ダグアウトを向いている。つまりプライス投手は質のいい素晴らしいストレートを投げるタイプではなく、とにかく打者が打ちづらいボールを投げて抑えるタイプの投手なのだ。恐らく左打者は背中を目掛けてボールが来るように見えるだろうし、右打者からすれば外角のボールは手が届かないように見えているはずだ。

ただ、決して良い投げ方であるとは言えない。そのため筋肉にかかる負荷も高く、2013年には利き腕を痛めて本来のピッチングで魅せることができなかった。だが大きな怪我さえなければ、これからも15勝は計算できる活躍を見せてくれるだろう。

レッドソックスは今季、ア・リーグ東地区の最下位に沈んでしまった。2013年には「Boston Strong」を合言葉にワールドチャンピオンに輝いたレッドソックスだが、実は2012年以降、優勝した2013年以外はすべて地区最下位に沈んでしまっている。この低迷期を抜け出すためにも、プライス投手はレッドソックスにとって大きな存在となるはずだ。来季プライス投手にはレッドソックスの投資に見合う、名門を復活させるような活躍を期待したいと筆者は考えているのである。





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