松田宣浩,パドレス,ホークス

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2015年11月01日

FA宣言した場合、パドレスが松田宣浩選手に複数年契約を用意

logo-mlb.gif日本一になった福岡ソフトバンクホークスの三塁手、松田宣浩選手のFA去就が注目されている。本人は11月10日ギリギリまでゆっくり考えると話しているが、周囲は俄かにざわつき始めている。仮に松田選手がFA宣言したとすれば、日米を跨いでの争奪戦になることが予想される。

そんな状況下でサンディエゴパドレスのニュースが報じられた。松田選手がFA宣言した場合、複数年のメジャー契約を結ぶ用意があると言う。これは日本人内野手に対しては破格とも言える待遇だ。なぜなら近年、日本人内野手はメジャーではほとんど活躍できていないからだ。それなのにマイナー契約ではなく、メジャー契約を前提にしている。

これまでメジャー移籍した日本人内野手の名前を挙げていくと井口資仁選手、岩村明憲選手、川﨑宗則選手、田中賢介選手、中島裕之選手、中村紀洋選手、西岡剛選手、松井稼頭央選手の8名で、この中で数字的に立派な活躍を見せられたのは井口選手と松井選手だけだと言える。中島選手に限って言えばメジャー昇格することもできなかった。

このような過去から、アメリカ球界で日本人内野手の評価は急降下してしまった。それでもパドレスが松田選手を高く評価しているのは三塁というポジションと、打撃スタイルからだろう。松田選手はボールをしっかりと引きつけて近いポイントで打つスタイルを取っている。メジャーでも主流となっている打ち方で、これはメジャーで活躍した井口選手のスタイルと共通している。

この打撃スタイルを見て、恐らくパドレスのスカウトマンはアメリカでも通用すると確信したのだろう。また、守備に関しても二遊間に比べると、三塁の守備はそれほど激務ではない。パワフルな送球ができなかったとしても、捕ってから素早く投げられる松田選手の守備力があれば、十分にパワー不足を補うこともできるはずだ。

今季のパドレスはヤンヘルビス・ソラルテ選手が三塁のレギュラーとしてプレーしていたが、打率は.270、本塁打14本、打点63、三塁手としての守備率.967と、数字的には物足りない。一方松田選手は打率.287、本塁打35本、打点94、守備率.976(リーグトップ)と、素晴らしい数字を残すことができた。もちろんこの数字がそのままメジャーでの結果に繋がることはないが、パドレスとしては守備力と長打力を評価しているようだ。

ちなみにソフトバンク球団は松田選手に対し、4年16億円という大型契約を用意し、残留交渉を行っていくようだ。32歳の松田選手に対し、まさに破格の待遇と言える。今季の推定年俸が2億2,000万円だったため、年俸がほぼ倍増する計算となる。

ただ、松田選手は怪我に強い選手ではない。近年だけを見ても隔年で骨折をしており、仮にこれがセオリーとなるならば2016年シーズンは怪我に泣かされる年となる。だがそれはさて置き、怪我さえなければ松田選手は球界を代表する素晴らしい選手だ。阪神やオリックスも触手を伸ばしているようだが、仮にFA宣言をすれば引く手数多となるだろう。

筆者個人としては来季もホークスを引っ張ってもらいたいという気持ちと、アメリカに渡って日本人内野手への評価を大幅に上げてきてもらいたいという気持ちが半々というところだ。2〜3年メジャーで活躍をして、その後ホークスに戻って現役生活を締めくくるという形も悪くないと思う。

筆者のように日本プロ野球もメジャーリーグも両方観るファンであれば、メジャー移籍を歓迎するかもしれない。しかしメジャーにはあまり興味がないファンとしては、松田選手の移籍は望むところではないのだろう。FA申請期間は今日を含めあと10日だ。この10日間で松田選手がどのような決断をするのか、筆者も注目していきたいと思う。





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