イチロー,バット

トップページ > ナ東 マイアミ マーリンズ,イチロー
2016年06月10日

年齢を感じさせないプレーを続ける43歳のイチロー選手

  • 3試合連続マルチヒットを記録中のイチロー選手!
  • イチロー選手はアスリートの選択で移籍先を選んだ!
  • イチロー選手はいつかピート・ローズに並ぶかもしれない?!

Ichiro20160610.jpg
イチロー選手の勢いが止まらなくなっている。現在4試合連続ヒットで、さらには3試合連続マルチヒットをマークしている。イチロー選手はやはり、試合に出てこそイチロー選手だ。昨季やヤンキース時代は出場機会になかなか恵まれなかったが、こうして試合に出続けることができると、安定した結果を出してくれるのがイチロー選手だ。

マリナーズ時代は年間700打席以上立つのが普通だったイチロー選手だが、過去2年は500打席にも満たず、なかなからしさを発揮することができなかった。イチロー選手がマリナーズを離れた2012年シーズン途中、筆者はこのニュースに非常に驚いた。だがイチロー選手はマリナーズでレギュラーを確約されるよりも、レギュラーを奪う楽しみを求めたのだと思う。

マリナーズにいればフランチャイズプレイヤーとして、2013年以降も試合に出続けることができたと思う。だがその安寧はイチロー選手にとって決してプラスではなかったのだろう。名目上はマリナーズの若手のチャンスを奪いたくない、というコメントを出しての移籍だったが、しかし実際にはイチロー選手自身、アスリートとしてチャレンジをしたかったのだと思う。

ヤンキースを出る際もマリナーズへの復帰が噂されたが、それでもイチロー選手はシアトルに戻ることはせず、外野陣が安定しているマーリンズを選んだ。まさか外野手であるイチロー選手が、外野がほとんど固定されているマーリンズを選ぶとは、一体誰が予想しただろうか。

イチロー選手はあえて外野陣が固定されているマーリンズを選ぶことにより、より高いレベルの競争に自らを投入する道を選んだ。通常FA移籍は、自分が最も活躍できる球団を選ぶ。だがイチロー選手はそうはせず、レギュラーの確約よりも、競争に身を投じることを選んだ。これはまさにアスリートの選択だ。

イチロー選手は今季ここまで49試合に出場し、打率は.333まで上昇してきた。出塁率.390台は、マリナーズ時代の全盛期と同水準だ。やはり人間の体の構造を理解した上でトレーニングを積むと、成績と年齢が反比例しなくなる。多くの野球選手はもっとイチロー選手の理論を見習うべきではないだろうか。

さて、最後にイチロー選手のバットの話を少しだけしておきたい。イチロー選手はヒットの本数が多いだけに、芯の太いバットを使っているイメージを持っている方もいるかもしれない。だが実は逆なのである。筆者自身イチロー選手のバット(イチロー選手が採用しなかったもの)で打たせてもらったことがあるのだが、非常に芯が細いのである。

恐らく高度な打撃技術を持っていなければ、イチロー選手のバットでヒットを打つことはできないだろう。ある意味では特殊なバットとも言える。イチローモデルの金属バットはそれほど関係ないとは思うが、木製バットに関しては下手な選手は真似をして使うべきではない。

打席数的にここから首位打者を目指していくことは難しいわけだが、それでも試合に出続ければ首位打者並みの打率を残してくれるのではないだろうか。毎試合イチロー選手のパフォーマンスを観察していても、そのプレーに疲れや年齢を感じることがまったくない。それどころか20代の選手以上にハツラツとしたプレーを見せてくれている。もしかしたらイチロー選手はメジャーの成績のみで、いつかピート・ローズに並ぶこともできるのではないだろうか?!





日刊野球ネイションの記事はすべて筆者ことKazuが個人見解の元、すべてオリジナルで作成いたしております。無断転載はお断りしておりますので、転載・転用をご希望の方は必ずご一報くださいませ。ご協力よろしくお願いいたします。
日刊野球ネイション
Copyright(C) 2015-2016 日刊野球ネイション All Rights Reserved.