前田健太,ドジャース

トップページ > 広島東洋カープ,ナ西 ロサンゼルス ドジャース
2016年01月10日

8年という異例の長期契約を結んだ前田健太投手

logo-mlb.gif広島東洋カープのエース、前田健太投手のポスティングによるドジャース移籍が現地時間2016年1月7日に確定した。これでまた1人、日本のエースが海を渡ることになる。スタープレイヤーが日本を離れることはもちろん寂しい。だが日本球界にとっては、もっとどんどん選手をアメリカに送り込むべきだと筆者は考えている。

その前田投手だが、なんと8年契約を結ぶことになった。8年という契約期間はすでに報じられている通り、異例の長さだ。メジャーで確固たる成績を残している一流プレイヤーならまだしも、まだメジャーで1球も投げていない日本人投手と、メジャー球団が8年もの長期契約を結ぶというのは過去に例がない。つまり前田投手はそれだけ期待されているということだ。

だが手放しで喜ぶことはできない。アメリカでのメディカルチェックで、前田投手は右肘にイレギュラーが見つかったらしい。8年契約というのは、このイレギュラーによる手術も見越してのことだと言われている。確かに近年、メジャー移籍を果たした日本人投手のトミー・ジョン手術が相次いでいる。ドジャース側は手術を行うという最悪の状況を踏まえた上で、前田投手と契約を結んだ。手術をすれば1年半は復帰できないため、この離脱が前提となっているのであれば、実質6年契約ということになるのだろう。

今回前田投手がドジャースと結んだ契約は年俸300万ドルで、日本円にすると約3億6000万円(2015年は推定3億円)だ。メジャーリーガーの平均年俸4億6000万円を踏まえると、前田投手に対する評価はかなり低いと感じられる。だが前述した通り右肘にイレギュラーが見つかり、それを踏まえた上で契約を望んでくれたのだから、前田投手としては納得の金額ではないだろうか。

年俸そのものは低く抑えられたが、インセンティヴはかなり付けられたようだ。それらすべてを最高基準で達成すると、前田投手は8年総額で約130億円を手にすることができる。インセンティヴの内容は先発回数と投球回数が中心となっており、つまりは怪我なく投げ続けることができれば、一流メジャーリーガーとして相応しい金額が支払われることになるわけだ。FOX SPORTSの記者はクリアは不可能と断言しているが、しかし前田投手の順応力があれば、怪我なく投げ続けることは十分可能だと筆者は大きな期待を寄せている。

背番号は大先輩である黒田博樹投手が背負っていた18番を与えられた。黒田投手は4年間のドジャース時代に41勝を挙げている。前田投手にはぜひこの数字を大きく上回ってもらいたい。そしてトミー・ジョン手術が続いている日本人投手の負のスパイラルを断ち切り、大きな怪我をせずに8年間投げ抜き100勝以上を挙げ、そして最後はまた広島に帰ってきてもらいたい。これこそ筆者が前田投手に期待したい何よりのことなのである。





日刊野球ネイションの記事はすべて筆者ことKazuが個人見解の元、すべてオリジナルで作成いたしております。無断転載はお断りしておりますので、転載・転用をご希望の方は必ずご一報くださいませ。ご協力よろしくお願いいたします。
日刊野球ネイション
Copyright(C) 2015-2016 日刊野球ネイション All Rights Reserved.