バンビーノの呪い,ヤギの呪い,テイラースウィフトの呪い,ノーランライアンの呪い

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2015年11月18日

実しやかに噂されるメジャーリーグの4つの呪い

logo-mlb.gifバンビーノの呪い
バンビーノとはベーブ・ルースの愛称だ。1914〜1919年までルース選手は今でいう二刀流としてレッドソックスで活躍していた。しかしレッドソックスは年俸の高騰を理由にルース選手を金銭トレードでヤンキースに放出してしまう。当時のヤンキースは非常に弱いチームだったが、ルース選手の加入をきっかけにどんどん強くなっていく。一方レッドソックスは逆に低迷してしまい、ルース選手の放出後には6年連続で最下位になるという事態にまで陥ってしまった。

1900年代、レッドソックスがワールドシリーズチャンピオンに輝いたのは1918年が最後だ。つまりまだルース選手がまだ在籍していた頃だ。ルース選手放出後は、レッドソックスはどうしても世界一になることができなかった。これがファンの間で「バンビーノの呪い」と呼ばれるようになり、2004年にようやくワールドシリーズを制覇するまで実に86年もの間、呪いは解けることがなかった。

ヤギの呪い
シカゴ・カブスが出場した1945年のワールドシリーズで、ウィリアム・サイアニスさんはチケットを2枚購入し、ヤギを観客席に連れて行こうとした。だがヤギを入れることはできないと言われ、チケットを手にしながらもヤギと共に球場を締め出されてしまう。するとカブスはそのワールドシリーズで敗退してしまい、それ以降は2015年現在一度もワールドシリーズには進出できていない。

今季2015年もリーグチャンピオンシップシリーズで、ニューヨーク・メッツに敗れてしまう。ちなみに1945年以前のカブスはまさに名門チームで、16回のリーグ優勝を果たし、1907〜1908年はワールドシリーズを連覇している。そして1908年を最後に107年間ワールドシリーズチャンピオンから遠ざかっている現状は、メジャーリーグ最長記録となっている。

テイラー・スウィフトの呪い
日本でも絶大な人気を誇るテイラー・スウィフトが本拠地でコンサートを開催すると、そのチームは直後に失速するという事態が相次いでいる。2015年、ワシントン・ナショナルズは首位を快走していたが7月に本拠地ナショナルズパークでテイラー・スウィフトがコンサートを行うと、その後は32勝39敗と失速してしまい、プレーオフへの進出さえ叶わなかった。しかもコンサートの2日後には本拠地で停電するというアクシデントにも見舞われている。

2015年ヒューストン・アストロズの場合は当初プレーオフへの進出が確実視されていた。そのためプレーオフの日程が組まれる10月13日に予定されていた本拠地ミニッツメイドパークでのテイラー・スウィフトのコンサートは、9月9日に変更されていた。だがそのコンサートが行われた直後、アストロズは8試合で7敗を喫するという大失速に見舞われ、レンジャーズに地区優勝をさらわれてしまった。

さらにサンディエゴ・パドレスの場合は8月29日に本拠地ペトコパークでコンサートが開催されると、その後の本拠地では11勝18敗と、本拠地であるにもかかわらずなかなか勝てなくなってしまった。

日本では読売ジャイアンツの本拠地である東京ドームで2015年5月5日、6日にコンサートが行われた。ジャイアンツは5月4日までは首位に立っていたが、コンサートが行われた5日に2位に転落してしまうと、一時は勝率.500を切るほど大失速してしまい、その後何とか持ち直すもスワローズにリーグ優勝をさらわれてしまう。

ノーラン・ライアンの呪い
2014年、テキサス・レンジャーズは信じられないほど多い怪我人に見舞われてしまった。実はその直前、球団CEOだったライアン氏は本意ではない形でレンジャーズを去ってしまっていた。ライアン氏はレンジャーズの球団社長、CEOを歴任したわけだが、経営面だけではなく、選手補強面でも実権を持ちたがっていた。だが球団がそれを認めず両者の間に溝が生じ、ライアン氏はレンジャーズを去ってしまう。

この出来事の直後にレンジャーズの主力に怪我人が続出したこともあり、ファンは「ノーラン・ライアンの呪いだ」と噂し始めた。


今回の記事ではメジャーリーグに噂される4つの呪いを紹介したわけだが、これはあくまでも都市伝説の域を出ることはない。実際に本人たちに呪いをかける能力があるはずもなく、球団に対し恨みを持ち続けたということもないはずだ。だがこうして紹介をしてみると、当事者たちが意図しないところで起こることが呪いとして噂れるようになるのもわかる気がする。

勝負の世界である野球は結果がすべてだ。勝てば官軍負ければ賊軍となり、勝てない限りは延々と「呪い」という不本意な言葉ばかりが先行してしまう。呪いを解くためには、とにかく勝つしかない。ちなみにレンジャーズに関しては2015年は地区優勝を果たしているため、呪いは解けていると言っていいだろう。そしてレッドソックスも呪いをすっかり解いている今、来季小熊(カブス)がヤギの呪いに打ち勝つことができるのか、注目のしどころだ。





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