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2015年10月29日

女子野球の将来を背負って立つ渚投手

logo-jwbl.gif筆者は、日本の女子プロ野球がもっと盛り上がってくれれば良いと願っている。女子プロ野球リーグは2010年にスタートし、今季で6シーズン目となる。当初は野球の醍醐味の一つであるホームランがなかなか出ないなど、ネガティヴなニュースが先行していたが、今では随分レベルは高くなってきている。

その中でも特に筆者が注目しているのは埼玉アストライアのエース、渚投手だ。渚投手は154cmと、女子選手の中でもかなり小柄な選手だ。しかしその小柄な体型を意識して活かしているのか、低いリリースポイントから低めにキレのあるボールを投げる技術を持っている。しかも独特な投球フォームで、ボールの出所が非常に見にくいのも特徴だ。

JWBLオフィシャルYouTubeより

球速そのものが速くない分、まさに投球術でアウトを積み重ねていくタイプの投手だ。あだち充先生が描く『クロスゲーム 』という野球漫画には、月島青葉という快速球を投げる女子選手が登場するが、タイプこそ違えど、女子野球を背負って立っていく存在という意味では、今後の渚投手の活躍にはさらなる期待を寄せることができる。

日本の女子アスリートはアマチュア時代の活動環境の影響なのか、失礼を承知で書くと、あまり女性らしくない選手が海外と比較をすると非常に多い。サッカー界ではなでしこジャパンのディフェンダーである宇津木瑠美選手が、ピッチを出たら一人の女性としてオシャレを楽しむスタイルを持っている。渚投手も、宇津木選手ほどこだわりを持っているかはわからないが、ユニフォームを脱いだらまったく野球選手には見えない、一人のオシャレで可愛らしい女の子にしか見えない。

JWBLオフィシャルYouTubeより

渚投手はいわゆるスター性のある選手と言えるのではないだろうか。男子のプロ野球であっても、同じ実力を持った選手がいたらルックスの良い、スター性のある選手を選ぶというのが鉄則とされている。渚投手はルックスだけではなく、実力も備わった素晴らしいアスリートだ。年齢的にもまだ25歳と若く、伸び代はまだまだある。

東京では2年くらい前までだったろうか、東京MXというチャンネルで女子プロ野球の試合が放送されていた。最近はあまりテレビでは観られなくなってしまったが、放送はもうあまりしていないのだろうか。確かに男子プロ野球と比べてしまうと物足りないかもしれない。しかし女子プロ野球には女子プロ野球の魅力が詰まっている。だが今はまだ球場を見渡しても、まるで80年代の川崎球場のように閑散としている。しかし数年後にはスタジアムを満員にして試合を行う女子プロ野球の姿を筆者は期待し続けたい。

女子プロ野球はまだリーグ6年目と始まったばかりだ。これからは選手強化だけではなく、マーケティング面でももっと改良が加えられていくだろう。そうなれば女子プロ野球を目にする機会はもっと増えるはずだ。ちなみにご存知だろうか、女子野球のワールドカップは2年に1度、偶数年に開催されているのだが、日本は2008年大会以来、4大会連続で金メダルを獲得しているのだ。

次回のワールドカップは来年、韓国の釜山で開催される。来年はきっとこのメンバーの中に再び渚投手が加わり、日本を5連覇に導いてくれるはずだ!ただ、埼玉アストライアを退団し、プロ契約選手でなくなってしまったことは残念でならない。しかし来季はまた別のチームでユニフォーム姿を見せてくれるのだろう。






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