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2016年02月27日

ナックル姫こと吉田えり投手が現在置かれている状況

logo-jwbl.gifナックル姫こと吉田えり投手が人気者として持て囃されていた頃から、筆者は比較的冷めた目で彼女のピッチングを見ていた。現在は石川ミリオンスターズで男子選手と一緒にプレーをしているわけだが、贔屓目に見ても男子に混ざってプレーできるレベルの投手ではない。

ナックル姫というだけあり、吉田投手はナックルボーラーであるわけだが、果たして望んでナックルボーラーになったのだろうか。制球力も然程良くなく、女子レベルであっても球速は最速101km/hと遅い。もしかしたらこれ故にナックルボーラーとしてしか生きる道がなかったのではないだろうか。

筆者個人としては、吉田投手はやはり女子野球界でプレーをすべきだと考えている。ミリオンスターズでのピッチングを見ていても、確かに不規則に変化するナックルボールを投げているが、しかし男子選手からすればナックルボールというよりは、シンカーや小さなカーブにしか見えていないのではないだろうか。そして根本的に制球力が低すぎる。

例えば吉田投手も対面したことがあるティム・ウェイクフィールド投手もナックルボーラーで、彼自身ナックルの制球は難しいと語っている。それでも通算の与四球率は3.36と、スターターとしてはそれほど悪い数字ではない。だが吉田投手の2015年の与四球率は12.85だ。この与四球率ではとても試合にはならない。そして防御率も24.43という状態だ。果たしてチームメイトは吉田投手の登板を望んでいるのだろうか?

吉田投手のストレートの最速は101km/hと言う。しかし101km/hという球速は、小学生でも出せる球速だ。ちなみに女子プロ野球・兵庫ディオーネでプレーする里綾実投手は125km/hのストレートを投げることができる。女子プロ野球の近年の著しいレベルアップを考えると、吉田投手は女子プロ野球でプレーをしたとしても活躍は難しいだろう。

今年、女子野球はワールドカップが開催される。その代表チームであるマドンナジャパンのトライアウトを吉田投手は現在受験しているのだが、20人枠に合格するのは難しいのではないだろうか。ちなみに女子野球ワールドカップは現在、日本が4連覇中だ。女子野球界に於いて日本は圧倒的な強さを誇っている。現在の吉田投手のパフォーマンスでは、やはりこの最強チームに加わることは厳しいだろう。

ピッチャーはとにかく制球力が何よりも大切だ。どんなに速いボールを投げられても、どんなに凄い魔球を投げられても、それを狙ったところに投げられないのでは意味がない。吉田投手が投げるナックルボールは確かに大きな武器だ。しかし2015年のピッチングを見ていると、ストライクゾーンに入ってくる球とボール球との差が大き過ぎるのだ。ボール球は完全なボール球だし、ストライクゾーンに入って来てもそれほど厳しいコースには投げ切れていない。

だが吉田投手は24歳とまだ若い。今季末に行われる女子プロ野球トライアウトを受け、もう一度ピッチャーとして0からやり直したとしても、4年後のワールドカップには十分に間に合う。筆者個人としては、吉田投手は今の実力で勝負をしようとするのではなく、少なくとももう少し制球力を磨き直し、12点台の与四球率を改善してから勝負すべきだと感じているのである。






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